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失恋を忘れるために始めたマッチングアプリ。マイルールを決めて掴んだ新たな出会い

  • 2024.9.12

マッチングアプリをインストールしたきっかけは、人生最初で最後の大大大失恋。

◎ ◎

大学生活にも慣れてきて、少し余裕が出てきた大学2年の頃。
なかなか色恋ができずにいて、出会いを求めて、友人と街コンや合コン、相席居酒屋など、これまで足を踏み入れたことの無かった世界に飛び込んだ。

社会人だった元彼とは、友人が参加した街コンで出会った人+‪α‬で後日合コンをしようということになり、誘われた先で出会った。

私の一目惚れで、紆余曲折ありながらも、無事付き合えた訳だが、結局上手くいかず、大学3年生の時、1年も経たずに振られてしまった。
時間が解決するなんて言い始めたのは誰だと逆ギレしたいくらいに、どん底まで落ち込んで、毎日泣いて、ろくにご飯も食べられなくて、眠れなくて、生理も来なくなった。

◎ ◎

それでも、授業にもサークルにも、就活も、アルバイトもしなくてはいけないし、理由をつけて休む勇気もなかった。

考えないように考えないように。そう思うほど、頭からは離れない。
早く次の出会いを見つけなきゃ、そう思って、マッチングアプリをインストールした。

周囲にもアプリを始める人が増えて来た頃で、「最近誰かと会った?」とか「良い人いた?」なんていう会話が当たり前になった。

1つのアプリは、マッチングの数も多く、テンポが早かった。しかし、ある男性とLINE交換をすると、「彼氏いるの?」という質問。「彼氏いる人もやってるよ」と聞いて、即日、そのアプリは、アンインストールした。

◎ ◎

その後は、2つのアプリを中心に、複数人とやりとりしたり、ご飯に行ったりして、想像を膨らませてはしぼんで、日々一喜一憂していた。

理想を捨てきれず、もっと良い人が居るんじゃないかと、確信が持てず。
本当は合わないと薄々感じながらも、流されたくなったり。自分で言うのもおこがましいが、何で良い人と巡り会えないんだろうと環境のせいにもした。

何人もと会ってきたが、なかなか発展せず終いだった。社会人になっても、新社会人の生活に奮闘しながら、アプリを続けていた。

◎ ◎

色々な人がいたが、特にアプリをしていた人で、印象に残っているのは2人。

~1人目~
一緒にいると楽しくて可愛くて、2回目のデートの時には、旅のしおりなんか作ってくれちゃって。生活リズムの違いに一抹の不安はあったけど、この人といれば絶対に楽しいと思った。でも急に音信不通になり、暫くして諦めてアプリを再開すると、そこには彼が新しい出会いを求めていた。

~2人目~
新社会人として、私の住む地域に引っ越してきたばかりだという彼もまた、少年のような愉快で楽しくて、可愛らしい感じだった。でも友人が多いみたいで、毎週末は東京に帰り男女問わず、遊んだり呑んだりしていた。週末に時間を割いてくれることは無かった。良くない関係性にずるずると流されそうになったのは、彼だった。危うく都合のいい女になる所だった。揺れる心を押さえ込んで、ある日、付き合う気が無いならもう会わないと告げた。

◎ ◎

本当に色々な目的の人がいる。
人間不信になりそうで、面倒臭くなったり、傷ついたりした。でも諦めたくなくて、マイルールをつくった。

・ルール1
プロフィールをしっかりと書く。真剣に探していると書くこと。
・ルール2
初めて会う時は、出来るだけ昼間、人気の多いところで。
・ルール3
写真は出来るだけ沢山載せること。

マイルールのお陰かは分からないけれど、暫くして、今の彼と出会うことが出来た。今年で付き合って5年目になる。アプリが無ければ、出会えなかった。

◎ ◎

私の友人だけでも、2人アプリで知り合った人と結婚や婚約をした子がいる。

アプリの不安要素は、素性が分からないということ。でも現実世界だって、嘘をつかれることもある訳で、どっちがいいとは一概には言えないのかもしれない。

そう簡単に周りの環境は変えられない。新しい出会い、しかも事前にお互いの情報を出し合って、価値観を擦り合わせられるアプリは、上手に、自分なりに使えればとても有益だと思う。

最初の出会い方が新しいだけ。大切なのはその後で、自分が最終的に何を求めているかをちゃんと認識して、相手にも伝えること。それと中には変な人も居るから、そういう人も居るものだと注意して心構えをしておくこと。

少なくとも私は、マッチングアプリを始めたことに後悔は無い。時間はかかったけれど、今の彼に出会えたから。

■mariとりんごのプロフィール
旅行好き。漫画、本好き。

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