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死の危険は身近に…プロが厳選する異色の恐怖映画(3)主人公はなぜ死んだ…? 幽霊目線で展開する新感覚ホラー

  • 2024.9.11
映画監督のH・P・メンドーサ

ホラー映画紹介Vtuver・ミミカ・モーフ氏に、配信で観られる映画作品の中から「本当に怖い映画」を厳選してご紹介いただく本企画。今回は、通常のホラー映画では味わえない、一風変わった恐怖を描いた作品をセレクト。鳥による突然の襲撃、感染症、幽霊目線で進む異色ホラーなど、ユニークな5本をご紹介する。
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●『私はゴースト』(2013)

上映時間:76分
製作国:アメリカ
監督:H・P・メンドーサ
脚本:H・P・メンドーサ
キャスト:アンナ・イシダ、ジーニー・バロガ、リック・バーカート、

●【作品内容】

自分が死んだことに気づかないまま、田舎の一軒家に憑りついている亡霊のエミリー。ある日、エミリーを成仏させるため、シルビアと名乗る女性霊媒師が一軒家を訪れる。
エミリーはシルビアと対話を重ねるうちに、自分が死んだ理由について思いを馳せるのだが…。

幽霊側の視点から描かれる新感覚のホラー映画。無名の監督、キャストながら、実験的な手法が新鮮に受け止められ、年季の入ったホラー通からも厚い支持を得ている。

基本的にホラー映画は、死をテーマにしてはいるが、生きた登場人物を中心に描くことが多い。しかし、今作は「死後」がテーマとなっている。

誰もが一度は想像する、死後の世界や幽霊となった時に広がるビジョンを独特の視点で描いている。自分の置かれている状況の不明確さがもたらす不安や心細さを描き、今作でしか得られない恐怖を楽しむことができる。

決して派手でわかりやすいホラー映画ではない。しかし、鑑賞後には、死後の世界に対して深く考えさせられる。ホラー作品のメインテーマとして取り扱われる幽霊に対し、また違った視点で考えることができる貴重な作品だ。

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