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Xに投稿された「白タク行為」摘発の瞬間に注目 「ライドシェア車両」との違いや見分け方は?

  • 2024.9.10

国の認可を受けずに、自家用車などを使って有償で人を輸送する、通称「白タク行為」。あるX(Twitter)ユーザーが投稿した、白タク行為をした人が警察に摘発されている様子のポストに注目が集まっている。

投稿者は、白タク行為をしていたと思われる軽自動車と、それを取り調べる警察官の写真も投稿。軽自動車のダッシュボードには、「I DRIVE YOU TO THE NEXT JR STATION(次のJRの駅まで乗せます)」と段ボール2枚に分けて書いたパネルと、「1人2450円、2人4000円、3人5000円」と書かれた、料金表示と思われるパネルが張り出されている。

投稿を見たXユーザーからは「こんなあからさまな白タクいるんですね」「これは露骨すぎて捕まるだろ」といったコメントが相次いだが、中には「堂々とし過ぎてて違法操業ってわからない人いるかも」という声も。

では、白タク行為を行っている車両はどのような点を見て判断すればよいのか。

「ナンバーの色」だけでは白タクを判別しがたくなっている

通常、タクシーやトラックなど、運送業許可の許可を受けた自動車には緑色のナンバープレートがついている。これに対し、自家用車の白ナンバーや、黄ナンバーの車両は有償で人やモノを輸送することは想定されていない。(白タクという言葉の白は、白ナンバーから来ている)

そのため、まずは「車両のナンバーの色を確認する」というのが一つチェックポイントと言える。しかし、これだけでは「白タクかどうか」の判断はできない。「ライドシェア車両」の可能性もあるからだ。

ライドシェアとは、一般ドライバーが自家用車で乗客を有償で運ぶサービスのこと。こちらは2024年4月に日本で導入されたばかりの新しい仕組みで、東京をはじめ一部の認められた地域からスタートし、随時対応エリアが広がっている。

2024年9月時点で、ライドシェアの運転手はタクシー会社によって管理されている。このライドシェアで利用されるのは、白ナンバー、黄ナンバーなどの自家用車両となる。つまり、これからは「白ナンバー・黄ナンバーなどの自家用車両だけどお金をとって人を輸送している」というケースがあり得るのだ。

白タクと「ライドシェア車両」の見分け方は

では、白タク行為を行っている車両と、ライドシェア車両はどんな点を見て見分ければよいのか。

ライドシェアの運転手は、車両のフロントガラス部分に「GOライドシェア」という書かれた表示灯を設置するなどしてライドシェア車両であることを識別できるようにする義務があるので、利用者が一般車両と見分ける際はこの表示があるかを確認すると良いだろう。

ライドシェア車両を分かりやすく示すためのルールがある 出典:Togetterオリジナル

また、管轄のタクシー会社は、ドライバーに対してドライバーの氏名や運転免許証の有効期限などが記載された「運転者証明」を発行している。ドライバーは、ライドシェアを行うにあたってこの「運転者証明」を必ず携行しなければならないのもポイントだ。

そもそもライドシェアは利用者と運送車両とをアプリでマッチさせる仕組みなので、今回話題になった白タク行為が疑われる車両のように、「現地で予約もしていない人をピックアップする」といった行為を行うことはあり得ない。

ライドシェアが日本でも普及していくことが予想される中、今後「乗せていきますよ、ライドシェア車両ですよ」などと偽って声掛けをする白タク行為が発生しないとも限らないので、いざという時のために見分け方のポイントを知っておくと良いかもしれない。

文:トゥギャッターオリジナル記事編集部 編集:Togetterオリジナル編集部

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