「惣て」の読み方、わかるかな？「惣菜（ソウザイ）」の「惣」だけど、訓読みだと？【漢字クイズ】

本記事では意外と読めない漢字のクイズを出題します。本記事でご紹介するのは「惣」です。

【Q】漢検準1級配当漢字「惣」。「惣て」の「す」からはじまる訓読みは？

「惣」が使われている熟語といえば、「惣菜」を思い浮かべる人は多いと思います。

「惣」は音読みで「ソウ」と読みますが、今回は訓読みをしてみてください。

※「漢検」は公益財団法人日本漢字能力検定協会の登録商標です。

出典（読み・配当級）：『漢検要覧1/準1級対応』（公財）日本漢字能力検定協会

「すべ（て）」です。

【漢字解説】

「惣」を辞書で引くと以下のような解説が記載されています。

①すべる。
②すべて。
③ふさ。
出典：新漢語林第二版大修館書店電子辞書版

多くのものをまとめあわせるという意味があります。

また、現代において「惣」は「総」に置き換えられることもあります。

例えば、「総領」は「惣領」と一昔前までは表記されていましたが、近年では「総領」が一般的な表記です。

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惣菜と言われて、スーパーや百貨店の食料品売り場にならぶコロッケやメンチカツ、サラダなどを思い浮かべる人は多いのではないでしょうか。

惣菜は馴染がある言葉であるのもの、この言葉の意味をきちんと確認したことがある人は少ないように思います。

「惣菜」を辞書で引くと以下のような解説が記載されています。

日々の食事の副食物。飯のおかず。菜の物
出典：広辞苑電子辞書第六版岩波書店

ごはんのおかずや菜の物全般を惣菜というんですね。

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惣村とは中世農民の自治的な村落共同組織のことです。畿内近国を中心に鎌倉後期～中世末にかけて広く形成されていました。内部には地侍、名主、小百姓、下人を包みこんでいますが、全体として惣百姓結合を形成します。

※問題解説：オトナサローネ編集部
（意味や語源などは諸説ありますが、広く一般に知られているもので解説しています）