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アンジェラ・バセット、エミー賞9度目のノミネートで初受賞

  • 2024.9.9
Angela Bassett at day 1 of the 76th Creative Arts Emmy Awards held at the Peacock Theater on September 7, 2024 in Los Angeles, California.

アンジェラ・バセットが、9度目のノミネートにして初となるエミー賞を獲得した。自然界の母権性に迫るドキュメンタリーシリーズ「クイーンズ:荘厳なる野生の王国」でナレーターを務めたアンジェラは、9月7日(現地時間)に開催されたクリエイティブ・アーツ・エミー賞の授賞式でナレーター賞を受賞。「初めてのエミーです! 最高……本当に最高です」と喜びを露わにし、こうスピーチした。

「ナショナル・ジオグラフィックとワイルドスター・フィルムズ、そして動物の世界の獰猛で壮大な事象を物語として取り上げ、すばらしいドキュメンタリーシリーズに作り上げた監督たちに感謝します……全員女性です! これ以上ないほど高揚し、そして感謝しています。この場にいる皆さん一人ひとりにお礼を申し上げます」

また、受賞後の取材で賞の重みを改めて語った。「これは、本当に本当に偉大な賞の一つです……簡単に手にできるものではありません。私は賞をいただくたび、自分が演技をしたいとだけ望む普通の女の子だったこと、偉大なメンターたちの後ろ姿を見てインスピレーションをもらい、あんな風になりたいと願い、追いかけてきたこと、そして実現のために全力を注ぎこんできたことを思い出します」。そして、「あの初恋を心に留めておく」ためにも、エミー賞のような大きな賞を贈られることは、「本当にありがたい。心から感謝します」と続けた。

ナショナル・ジオグラフィックによると、「クイーンズ:荘厳なる野生の王国」は、地球上の人里離れた美しい6つの場所にある、動物界最強の女王が支配する動物界の王国を捉えた作品。姉妹として、シングルマザーとして、祖母として、子孫を残すために力を尽くす“女王”のたくましさ、そして愛と喪失の物語に焦点を当てる。最終話では、動物の女王たちの記録を残し、保護しようと尽力する女性たちを紹介するそうだ。

『TINA/ティナ』(1993)と『ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバー』(2022)でアカデミー賞にノミネートされ、2023年11月にアカデミー名誉賞を授与されているアンジェラは、自身のインスタグラムにも喜びと作品への思いを綴っている。「私の初めてのエミーです。実際にトロフィーを手にしてみると、本当に気分が良いです」「私は人生の多くをカメラの前に立ち、ストーリーを語って過ごしてきましたが、今回は裏方として、雄大で力強い生き物たちに注目する、この作品の声を務めたことを光栄に思います。ナショナル・ジオグラフィックとワイルドスター・フィルムズ、そして『クイーンズ:荘厳なる野生の王国』を世に送りだした才能ある輝かしい女性監督たちに感謝します。この賞を彼女たちとシェアします」

Text: Tae Terai

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