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「映画は絶対映画館で観るべきでしょ(笑)」おうち映画を見下す【自称サバサバ・ママ友】を黙らせた話

  • 2024.9.9

はっきりとものを言う人は、好かれることもありますが、嫌われることもありますよね。今回は知人から聞いた“自称サバサバ女”のママ友のエピソードをご紹介します。自称サバサバ女のママ友は自分の考えを押し付けてきましたが、ある一言で華麗に回避したのです。

画像: 「映画は絶対映画館で観るべきでしょ(笑)」おうち映画を見下す【自称サバサバ・ママ友】を黙らせた話

自称サバサバ女のママ友

ママ友のA子は、自称サバサバ女。
思ったことをそのまま口にするタイプで、デリカシーに欠ける発言をすることも少なくありませんでした。

「その服かわいいね。今セールで激安になってるやつでしょ?」
「エコバッグだけ高級スーパーのものなんだ? そのエコバッグで格安スーパーに行くの恥ずかしくない?」
「あのママ友、メイクが古いよね。美人なのにもったいないわ」
こんな風にさり気なく一言多いので、ママ友たちは苦笑いしていました。

A子は「その発言、無神経だよ」と注意されても、「私ってサバサバしてるから、正直に言っちゃうんだよね」と、気にする素振りを見せません。
サバサバしている女性は同性から好かれやすいけれど、A子は言葉を選ばず発言したり、自分の価値観を押し付けたりするので、ママ友たちから「付き合いにくい人」と思われていました。

「映画は映画館で観ないと!」

ママ友たちで映画の話になったときのことです。
B美が「○○っていう映画を家で観たけど、面白かった」と言うと、すかさずA子が入り込んできました。
「私も観た! でもあの映画って映画館で観ないと。映画館の大画面と音響システムで観ないと、良さはわからないよ」と言ってきたのです。

B美が「面白かった」と満足しているのに、自分の価値観を振りかざして水を差してきたA子。
ママ友たちの間に『またか……』という空気が流れました。

ある一言で空気が一変

B美は気分を害することもなく、余裕の表情を見せています。
そして「夫がマニアで自宅の地下にシアタールームがあるの。迫力満点で面白かったよ」と笑顔で返答したのです。

「すごい!」「いいなぁ」と、ママ友たちから羨望の眼差しで見つめられたB美ですが、自慢することなく、大らかな態度を見せました。
「夫が奮発したの。映画館もいいけど、子どもとゆっくり映画を観たいって言って。子どもたちがもうちょっと大きくなって静かに映画が観られるようになったら、みんなで鑑賞会したいね」

それを聞いたみんなは「いいの!?」と大盛り上がり。
その様子を見たA子はそれ以上言葉が出せず、何とも言えない表情で沈黙していたそうです。

思ったことを正直に言うのは悪いことではありませんが、相手への配慮が欠けていると人を不快にしたり傷つけてしまうことがあります。
A子に悪気はなかったのかもしれませんが、無神経だと感じているママ友も多かったようです。
人から好かれる“サバサバ女”になるには、言われた側がどう受け止めるか、考えることが必要なのかもしれませんね。

【体験者:30代・女性主婦、回答時期:2024年7月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター:江田愉子
団体職員を経て、ライターに転身。男性が管理職、女性多数が一般職の職場にて、女性と仕事、男女平等参画に関する様々な理想と現実に直面し、それを記事にすることを志す。以来、組織に所属する女性を中心にヒアリングを重ね、女性が生きやすい社会生活に関するコラムを執筆中。

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