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私に“配慮”を強制する自称繊細な夫。自分の思い通りに動かそうとし、さらには浮気もしているようで…!?

  • 2024.9.9

『夫は自称繊細さん 繊細を笠にきて、自分の思い通りに人を動かそうとする不倫夫』(雪:原作、ゆいじ:作画/KADOKAWA)は、繊細でHSP気質であると騙る夫に配慮を強制されて苦しむ妻の物語だ。主人公の雪は、夫の拓哉と結婚して半年のアパレルショップ店員。「結婚したら幸せになれる」と思っていたが、その実態は思い描いていた生活とはほど遠いもので…。

一緒に食事をしていても、先に自分が食べ終われば電気を消してしまう拓哉。雪が「まだ食べ終わってないからせめて間接照明くらいつけさせて」と伝えても、ため息交じりに「俺の繊細さに配慮してよ」と返してくるだけだった。

拓哉の酷すぎる言動に「絶対こんな人と友だちになりたくない」と思いながら、配慮の意味を調べてしまった。当然、どの辞書を見ても、配慮のためなら妻が食事中でも電気を消していいとは書いていない。そして、拓哉のあまりに理不尽な言い分に呆れてしまった。

確かに、明るい光を見ると眩しさを感じる人もいるだろう。だが、そうした気質を持つ人は、濃いめのサングラスを身につけるなど、自分なりの対処をしているのではないだろうか。もしくは、同居している人がいるのであれば、困っていることを相談して、電球の色を変えるといったさまざまな対策をすることも可能だ。そうした努力もせず一緒に暮らす妻にだけ一方的に「配慮」を押し付けるのはいかがなものか。

配慮を強制される窮屈な暮らしに疲れていたある日。雪は拓哉の寝言から浮気をしているのでは…? と疑いを持ちはじめる。「繊細な人が浮気できるはずがない」と疑いたくない気持ちがある一方で、その疑惑はどんどん大きくなり、ついにスマホを確かめることに。すると、そこにあったのは紛れもない浮気の証拠ばかりで——。

モラハラで自己中な言動に加え、浮気までしている夫。最悪のコンボに雪の我慢は限界に達してしまう。繊細を笠にきて人を思い通りに操ろうとする拓哉を、雪は成敗できるのだろうか? その未来に幸せが訪れることを願いながら、雪の物語を見届けてもらいたい。

文=ネゴト / 押入れの人

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