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トマトベースでつくる"バターチキン"

  • 2024.9.9

人気のインドカレーであるバターチキンが20分で出来上がります!北インドの代表的なカレーをさっぱり南インド風の味わいにして軽やかに。仕上げに加える生姜がさらに爽やかさを演出します。インド&スパイス料理研究家の渡辺玲さんに、スパイスを駆使した本格的なインドカレーのつくり方を教わりました。

トマトベースでつくる"バターチキン"

■“バターチキン”のつくり方

トマトスープで鶏肉を煮込むだけ。とても簡単な南インド流のバターチキンだ。トマトベースなので軽やかでキレのある味わいに。だから暑い夏に最適だ。濃厚なタイプのバターチキンと違って、ご飯にもよく合う。


◇材料 (4人分)

鶏もも肉:2枚(400g)(皮なし)
にんにく:大さじ1/2(すりおろし)
生姜:大さじ1/2(すりおろし)
ホールトマト:400g(缶詰)
ピーマン:1個(乱切り)
バター:大さじ2
塩:小さじ2
生クリーム:50ml
水:1カップ
★ ホールスパイス:(※1)
・ シナモンスティック:3cm
・ クローブ:2個
・ カルダモン:4個
・ ローリエ:1枚
★ パウダースパイス:
・ ターメリック:小さじ1/4
・ カイエンペッパー:小さじ1/4
・ コリアンダー:小さじ1
★ 仕上げのスパイス:(※2)
・ クミンパウダー:小さじ1
生姜:大さじ1(みじん切り)


※1 ホールスパイスはすべて省略可。
※2 仕上げのスパイスはガラムマサラでも可。

(1)トマトをスープ状にする
ホールトマトと水をボウルに入れ、バーミックスで撹拌してスープ状にする。

(2)ホールスパイスの香りを引き出す
鍋を中火にかけてバターを入れ、ホールスパイスを加えて熱する。

(3)にんにくと生姜を加える
スパイスがぷっくりとふくれたら、にんにくと生姜を加えて混ぜる。

(4)トマトスープを加える
香りが立ったら、①のトマトスープとピーマンを入れ、強火にする。沸騰したら少し火を弱め、パウダースパイスと塩を加えて混ぜる。

(5)鶏肉を加える
一口大に切った鶏肉を入れ、中火で煮込む。ボコボコと沸騰しそうになったら、少量の水(分量外)を加え、蓋をして弱火で煮ていく。

(6)煮る
鶏肉に十分火が通り、ややとろみがついたら、クミンパウダーと生姜のみじん切りを加え、2~3分煮る。

(7)仕上げ
軽くかき混ぜたら、さらに生クリームを回し入れて出来上がり。

完成
完成

――教える人

「渡辺玲 インド&スパイス料理研究家」

日本のインド料理研究の第一人者。1960年生まれ。レコード会社のディレクターなどを経てインド料理店の厨房に入る。インドと日本を往復しながらインド料理と文化への造詣を深める。『スパイスの黄金比率で作るはじめての本格カレー』(ナツメ社)、『新版 誰も知らないインド料理』(光文社知恵の森文庫)など著書多数。


※この記事は『技あり!dancyu カレー』に掲載したものです。

文:中村裕子 写真:石井雄司

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