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成田凌、最終回を経て「序盤はネットでみなさんの感想を見ていました」<降り積もれ孤独な死よ>

  • 2024.9.9
 「降り積もれ孤独な死よ」が完結 (C)日テレ
「降り積もれ孤独な死よ」が完結 (C)日テレ

【写真】包丁を突きつけられる花音(吉川愛)

成田凌主演ドラマ「降り積もれ孤独な死よ」(日本テレビ系)が9月8日に最終回を迎えた。最終回後、成田からコメントが寄せられた。

第8話以降は“完全オリジナルストーリー”

本作の原作は、「マガジンポケット」( 講談社)で連載中のマンガ「降り積もれ孤独な死よ」。第8話以降は完全オリジナルストーリーを展開してきた。中山喬詞プロデューサーは「原作が大切にされているメッセージをオリジナルストーリーでも表現しました。井龍先生にも最終話までの台本をご覧いただき、『これならば』とご了解を得て制作させていただきました」と語った。本作は度々Xのトレンド1位を獲得。そして「ギャラクシー賞マイベストTV賞2024年7月度月間ノミネート番組」の一つとしても選定された。

凄惨な事件を捜査する主人公の刑事・冴木仁を成田、子ども時代に灰川邸で暮らしていた蓮水花音を吉川愛、事件が起きた屋敷の持ち主で容疑者でもある灰川十三を小日向文世が演じる。ほか、冴木の先輩刑事・五味明日香を黒木メイサ、冴木の後輩刑事・鈴木潤を佐藤大樹(FANTASTICS from EXILE TRIBE)、花音と同じく灰川邸に住んでいて生き残った子どもであり、冴木の腹違いの弟である瀧本蒼佑を萩原利久、2024年の現代パートでの週刊誌記者・森燈子を山下美月が演じた。

作品のテーマそのものの冴木仁(成田凌)の言葉

最終回では、ある屋敷で13人の子供たちの白骨死体が見つかった通称“灰川邸事件”から始まった物語が完結。最後まで残っていた灰川邸の生き残り沖島マヤ(仲万美)の転落死と、東優磨(カカロニ栗谷)の交通事故の真相が明らかになった。(※以下、ネタバレを含みます)

これらはいずれもかつて灰川邸に住み、白骨死体で発見された神代健流(杢代和人)の実の母・八木橋陽子(長谷川京子)によるものだった。「(健流の死を)嘘にしておいてくれなかった」と語る陽子。そして健流の死の真相も明らかになった。蓮水花音(吉川)は自分の言葉が健流を追い詰め、その後次々と重なった死につながったと自分を責め、陽子に自ら殺されることですべてに決着をつけようとする。

そこに冴木仁(成田)が駆け付ける。自らも虐待を受けた生い立ちによって暴力衝動を抱えた彼から語られた言葉「暴力の連鎖を止めるのは、暴力で解決することでも死ぬことでもない」「つながって来たのは暴力だけじゃない。誰かが誰かを守りたいという想いもずっとつながってきたはず」「その想いをつなげるためにできることは、ひとつしかない」「守るためには生きないと…」は、本作に通底するテーマそのものだった。

 (C)日テレ
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“もう一つの降り積もる謎”の物語が配信開始

最終回後、Huluオリジナルストーリー「降り積もれ孤独な死よ それから」の配信がスタートした。週刊記者・森燈子(山本)の取材メモに綴られた“もう一つの降り積もる謎”の物語を、冴木、花音、悟(松本怜生)、優磨の人生を動かした言葉で描かれる。

成田凌 コメント

――冴木役を演じた3カ月を振り返ってみていかがですか。

本当にあっという間でした。多分(演じていて)感情が色々動くからだと思います。撮影していると、シーンを埋めていく作業になるはずなんですけど、すごく進んでいっている感じがあったんですよね。あっという間にもう過ぎ去っていく感じでした。みんなで走り抜ける感覚でしたね。

――たびたびXのトレンド1位を獲得するなど、話題のドラマになりました。成田さん自身にも反響や応援の声は届いていましたか?

序盤はネットでみなさんの感想を見ていたのですが、そういえば途中からチェックするのを忘れちゃってました(笑)。でも、友達から「あれ見てるよ!」という声が届くので、ちゃんといいものを作れているんだと感じていました。熱意は伝わるものなんだな、良いものは良いとちゃんと評価されるんだなと思えた作品です。

――SNSだけでなく、直接届く反響は力強いですよね。

作品についての会話が自分の周りだけではなくて、他でも生まれているから、たくさんの方に見ていただけているんだなと。ドラマ自体に熱がないと、その口コミって広がっていかないと思うんです。他の人に言ってまで、みたいな強い思いは生まれない。現場の熱量が、ドラマを通じて伝わって、その熱量をまた別の誰かに伝えたくなってくれた人がいるから、さらに多くの方まで届いているんだと思うと嬉しいですよね。

――視聴者の皆さんに向けてメッセージをお願いします。

みなさんの思い出に残る作品になってほしいと願っています。残るもの、残せるものは作れたのかなと思っているので、この現場のエネルギーをそのまま体感してもらえたらうれしいですね。これまで積み上げてきた、登場人物それぞれの魅力がいい形で締めくくれている、良い最終回になっていると思います。

 (C)日テレ
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