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【防災リュック・ポーチの中身リスト】震災経験者・防災士が備える3つの自作セット。本当に必要なものをそろえていざというときの味方に

  • 2024.9.9

教えてくれたのは…防災収納インストラクター 松永りえさん

Profile

防災士、整理収納コンサルタント。熊本地震で被災し、防災について学び始める。著書に『もしもに役立つ、いつものモノ選び』(エムディエヌコーポレーション)など。

「もしも」に備える3つのセットを作っておこう

防災グッズは、外出時の持ち歩き用、非常時の持ち出し用、自宅で避難生活するときのためのストックの3 種類が必要。 内容は随時見直して、家族全員で把握しましょう。

①いつも持ち歩く【防災ポーチ】

【防災ポーチの中身リスト】

1 マスク
2 メモ帳、ペン
3 エマージェンシーシート
4 傷パッド
5 ウェットシート
6 ライト、ホイッスル
7 お菓子(羊羹、飴)
8 小銭
9 携帯用トイレ
10 レインポンチョ

外出中に地震が起きて一晩避難所でしのいだり、家まで歩くことになったときのために、普段から防災ポーチを持ち歩くのがおすすめ。携帯用トイレやウェットティッシュ、小腹を満たせる食料、小銭の準備があると◎。閉じ込められたときのためのホイッスルや、ミニライト、また水を飲んだりうがいするための、シリコンコップも便利です。

おすすめアイテム: 〈無印良品〉のエマージェンシーシート

寒さや雨などから守ってくれる、アルミ蒸着ポリエチレン素材のシート。80gほどなので、バッグに入れたり、車に積んでおくのにおすすめ。¥490/無印良品 銀座

②災害時に持ち出せる【防災リュック】

【防災リュックの中身リスト】

1 懐中電灯
2 水
3 連絡メモ
4 防災マニュアル
5 救急セット
6 食料
7 お菓子
8 マスク
9 アルコールジェル
10 小銭
11 ウェットシート
12 ゴミ袋
13 防臭袋
14 簡易トイレ
15 粘着テープ
16 電池
17 ライター
18 ペン
19 アルミポンチョ
20 簡易寝袋
21 タオル
22 ティッシュ
23 給水袋
24 レジャーシート
25 ラジオ
26 ポータブル電源
27 軍手
28 ドライシャンプー
29 ボディシート

防災リュックは特別な機能のあるものではなく、家にあるものでOK。子どもを含めて家族の人数分用意し、中身は背負う人と一緒に確認します。当座の食料、給水袋や簡易トイレ、救急グッズなど、ポータブル電源やUSBケーブルも忘れずに。詰め込みすぎて、背負って歩けなくならないように。リュックが体から離れないよう、位置を調整しておきます。

おすすめアイテム: 〈ヤマト〉のアウトドアテープ

ものを一時補修したり、段ボールで壁を作るのに活躍する粘着テープ。油性ペンがあればメモにも。アウトドアテープならコンパクト。50㎜×3m。¥649/ヤマト

③いざというときに備える【防災コンテナ】

【防災コンテナの中身リスト】

1 水
2 使い捨て食器、割り箸
3 ラジオ
4 ガムテープ
5 軍手
6 タオル
7 食料
8 お菓子
9 ラップ
10 トイレットペーパー
11 冷却シート
12 ボディシート
13 非常用トイレ
14 ろうそく
15 救急セット

災害用のストックは、日常生活で使うローリングストックを含めて、各部屋に分散して収納します。閉じ込めに遭ったときでも水や最低限の食料があれば耐えられるからです。収納は段ボールでもいいですが、プラスチックやポリプロピレンなど、ケースに水をためられるものがあると便利。救急セットや軍手なども用意を。上の画像はほんの一部です。

おすすめアイテム: 〈無印良品〉の再生ポリプロピレン入り 頑丈収納ボックス

雨やほこりに強く、丸洗いできるのが便利。ベランダやアウトドアなど、屋外でも使用できます。70~22Lの4サイズあり。ミニ約22L ¥1,790/無印良品 銀座

photograph:Rie Matsunaga text:Ema Tanaka
リンネル2024年10月号より
※写真・文章の無断転載はご遠慮ください

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