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【MLB】「ジャッジと大谷翔平どちらが歴史的なシーズン?」公式が徹底議論で意見真っ二つ 専門家9人による投票の結果は……

  • 2024.9.8
ドジャース・大谷翔平(写真左)、ヤンキース・アーロン・ジャッジ(C)Getty Images
SPREAD : ドジャース・大谷翔平(写真左)、ヤンキース・アーロン・ジャッジ(C)Getty Images

ドジャース大谷翔平投手とヤンキースアーロン・ジャッジ外野手は今季、両リーグでそれぞれ傑出した成績を収めており、三冠王獲得や、年間MVPの受賞が期待されている。
そんな2人のスーパースターに対して、MLB公式サイトが特集記事を掲載。大谷とジャッジ、それぞれの今シーズンの価値について議論が交わされている。

■右ひじ手術から回復中の大谷を評価

大谷は139試合に出場して打率.289、45本塁打、100打点で盗塁は46。史上6人目となる「40-40」の快挙を成し遂げて、前人未到の「50-50」も視界に入れる。野手専念となったシーズンで走塁に磨きをかけて、また新たな進化を見せつけた。
一方のジャッジも負けていない。ここまで140試合出場で打率.321、51本塁打、125打点は12年ぶりとなる三冠王獲得へ期待が膨らんでおり、3度目の月間MVPに輝くなど圧巻の成績を収めてきた。
そんな2人のスラッガーに対してMLB公式は「ジャッジと大谷、どちらがより歴史的なシーズンを送っているのか?」と題した記事を掲載し、専門家9人が自らの意見を述べるとともにどちらが優れていたか投票している。
投票結果は大谷5票、ジャッジ4票と真っ二つに分かれながらも、わずかに大谷がリード。MLB公式のジェイソン・カターニャ記者は「史上初の『50-50』を狙うという、文字通り今まで見たことなかったことをやっている」と評価し、「歴史的な10年7億ドルの契約を結んだドジャース1年目での達成であるという事実も加えると、オオタニを絶対に見逃すことはできない」と賛辞を贈る。ほかにも、大谷が投手であり、右ひじの手術からの回復途中であることを評価の要因にする記者も見られた。
一方、マイク・ペトリエロ記者は「ジャッジでありこれは接戦ではない」とヤンキース主砲を強く推しており、「彼は右打者による史上最高の打撃シーズンを過ごすことになりそうだ」と各部門で好スタッツを残すジャッジの打撃力を称賛し、大谷に対しては「昨年ロナルド・アクーニャJr.が『40-70』で同じようなことをした。盗塁が増えるようにルールが変わったからだ」とルール改正が大谷にとって良い方向に働いた可能性に言及している。
大谷とジャッジはそれぞれ自己最高スタッツを達成する可能性が十分あるなか、どちらをより評価するのか。甲乙つけ難い議論がメジャーの関係者のなかで巻き起こっている。

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