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しっとり色鮮やかな"ハム風ローストポーク"

  • 2024.9.8

スパイスや塩、砂糖を混ぜたソミュール液に豚もも肉を漬け込めば、均一に味の入ったあっさりとしたハムができます。厚めに切って食べるのがお薦め。部位ごとの美味しいローストポークのつくり方を、料理研究家の上田淳子さんに教えてもらいました。

しっとり色鮮やかな"ハム風ローストポーク"

■“ハム風ローストポーク”のつくり方

ソミュール液に2日間漬け込んだしっとり色鮮やかなハム仕様。やわらかさもひとしお。


◇材料 (4人分)

豚もも肉:700g(かたまり)
A ソミュール液:
・ 水:500ml
・ 粗塩:25g
・ 粒胡椒:7粒
・ ローリエ:1枚
砂糖:大さじ1
サラダ油:小さじ1


(1)ソミュール液をつくる
鍋にAを入れ、塩を溶かしながらいったん沸かして火を止め、完全に冷ます。

(2)サラダ油を塗る
肉をフォークで30回程度刺し、Aがしみ込みやすいようにする。その後、表面に砂糖をすり込んで5分ほどおく。

(3)漬け込む
ビニール袋に①、②を入れ、空気を抜いて冷蔵庫で2日間漬け込む。

漬け込む
漬け込む

(4)肉を室温に戻す
肉を取り出し、全体を水洗いする。形がいびつな場合は、全体が均一な太さになるようにタコ糸をしっかり巻く。肉は冷蔵庫から出して30分~1時間(季節によって前後あり)おいて室温にもどしてから使う。

(5)オーブンを温める
オーブンを200℃に温めておく。天板にオーブンぺーパーを敷いて④をのせ、表面にサラダ油を塗る。

(6)焼く
オーブンに入れて5分焼いた後、温度を120℃に下げ、70~80分を目安に焼き上げる。金串を刺してみて、熱かったらOK(中心温度が63℃になればOK)。

(7)仕上げ
オーブンから取り出し、アルミホイルに包んで30分ほどおく。

完成
完成

――教える人

「上田淳子 料理研究家」

兵庫県出身。ヨーロッパでの料理修業中は星つきレストランだけでなく、シャルキュトリーなどでも修業を積み、肉料理には定評がある。フレンチベースの家庭料理、日々のごはん、子供の食育まで広い分野で活躍。著書多数。


※この記事の内容は、『技あり!dancyu豚肉料理』に掲載したものです。

文:瀬川 慧 撮影:馬場敬子

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