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出産真っ只中、便意と闘う私…「分娩台の上で出ちゃったらどうしよう…」助産師さんに聞くと

  • 2024.9.9

出産は「鼻からスイカが出るほど痛い」という言葉を耳にしていましたが、私の母からは「出産はつらく長い便秘のような感覚」だと聞いていました。ここでは、私が出産を通して感じたことについてお伝えします。

出産はつらく長い便秘のようなもの?

初めての妊娠・出産だった私は、出産に対してたくさんの不安がありました。陣痛や会陰切開など、先輩ママの話を聞くと痛いものばかりだったからです。

そこで私は、母に出産のときの状況を聞いてみることにしました。すると母は、出産は「長い便秘のような感覚」だったと言うのです。いきみたい状態が続き、それが便意に似ていたのだとか。実感が湧かない私は、母が私にわかりやすく教えてくれただけだと話半分に聞いていました。

出産時、私にも便意が…!

陣痛は、早朝から始まりました。今までとは違う腹痛と腰痛を感じ、目覚めたことを覚えています。それから入院し、スクワットなどをしながら過ごしていると子宮口が開き、いざ分娩台へ。

いきんでいると、母が言っていたように私にも便意が……! そのことを助産師さんに話すと、「そのままいきみ続けて」と言います。便意を感じてもトイレに行くことなく、私はそのままいきみ続けました。

実はお産あるある!? 出産時のうんち

助産師さんいわく、もし実際にうんちが出てしまっても、すぐに処理してくれるとのこと。助産師さんにとって分娩中のうんちは日常茶飯事のようです。産道と直腸は近いため、いきむ拍子に出てしまうことはお産ではよくあることだと聞きました。

私も分娩中に、実際にうんちが出てしまったのではないかと思うタイミングがありましたが、何ごともなく分娩は進みました。そのことよりも赤ちゃんを無事に出産することに必死だったのです。

出産時にうんちが出てしまったらどうしよう!?と心配な方もいるかもしれませんが、赤ちゃんが無事に誕生すると、感動のほうが大きく、うんちが出てしまったかどうかはあまり気になりませんでした。助産師さんにお任せし、あまり気にしすぎる必要はないと身をもって感じたのでした。

※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。

原案/手塚みく

作画/やましたともこ


監修者・著者:助産師 松田玲子

医療短期大学専攻科(助産学専攻)卒業後、大学附属病院NICU・産婦人科病棟勤務。 大学附属病院で助産師をしながら、私立大学大学院医療看護学研究科修士課程修了。その後、私立大学看護学部母性看護学助教を経て、現在ベビーカレンダーで医療系の記事執筆・監修に携わる。

ベビーカレンダー編集部

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