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素肌っぽい肌になりたい!人気ヘアメイク中山友恵さんが指南「質感の違うベージュを重ねること」

  • 2024.9.8

ビューティシーンにはもう次の季節が到来。秋の訪れを待ちわびるかのように、新色が続々と降臨。最旬のトレンドを物語るコスメの中からお気に入りをピックアップして、人気ヘアメイクアップアーティストの中山友恵さんがイットフェイスを提案。今、手に取りたいのは、肌色になりすますようなミュートトーンのカラーたち。少しずつニュアンスの異なるヌードカラーをヴェールをかけるように繊細にレイヤードして生まれるハーモニーが、新鮮に。

ヌードカラーのパレットで骨格美を生かす洒落顔

シャツ¥52,800( コラム/エストネーション)、スカート¥29,700( メゾンスペシャル/メゾンスペシャル 青山店)、ネックレスはスタイリスト私物

「顔を飾るものを極力を削ぎ落としたとき、その人のなかに宿る“骨格美”という芯が浮き彫りになる。そんな、クワイエットラグジュアリーを体現したかのようなメイクがお洒落だと思います。どこにポイントを置くでもなく、顔全体としてのバランスでメイクを構築していく。あえて血色感の少ないカラーを広範囲にのせて、低温の温もりを表現。ミュートトーンのカラーでまぶたや頰を薄く、繊細に、感じる程度に彩れば、新しい“美”の概念が始まると信じて」

骨格美を掘り起こす中山流肌作り&アイメイクとは?

「まとうアイテムと肌色の境界線をいい意味であいまいにすることで、骨格の美しさが自然と際立つと思うんです」(中山さん、以下同)。シェーディングもチークものせるけれど、どちらも限りなく肌色のトーンに近いカラーをそっと重ねるだけ。ミニマムに徹することで、素肌そのものが息づいたようなムードを演出。

中山友恵さんのNo.1 アイテム

How to make【BASE】血色のある素肌に見せるチークの塗り方

左からシェイド & グロウ フェイスパレット 02 ¥7,700(RMK Division)。ザ プライマー SPF15・PA+ 30g ¥11,000(SUQQU・9月6日発売)

ふっくらと見せるツヤと繊細かつ多彩な光がエイジングサインを見事にカバー。気品溢れるベージュでヌケ感まで欲張れる、 SUQQUのスキンケア仕立てのメイクアップベースをパール一粒大、顔の内側から外側に向かって全体になじませ肌を補正。

No.1のフェイスカラー(シェイド & グロウ フェイスパレット 02)aをおでこからエラまでの輪郭にブラシでふわっ。頰骨のゾーンにもaを重ね、顔つきをコンパクトにしながら立体感も。aと隣のサーモンピンクbを混ぜて、頰の内側に小さく重ねる。「コントゥアリングはそこはかとなく、血色を感じる程度が着地点です」

How to make【EYE】ツヤと影を巧みにあやつり奥行きのあるまなざしへ

Aザ アイシャドウ パレット + Memory of Sage ¥6,820、Bザジェル アイライナー Black River ¥3,300(アディクション ビューティ・共に8月2日発売)

「ツヤを仕込んだブラウンのまぶたと繊細なブラックのアイラインで瞳を印象的に」

A(ザ アイシャドウ パレット + Memory of Sage)のaをブラシでアイホールと下まぶた全体に広げる。bをアイホールより少し狭めと下まぶたのaをのせた部分に重ねて、フレームに奥行きをもたせながら赤みをプラス。

上まぶたのインサイドにB(ザジェル アイライナー Black River)を引き、目尻からスッと平行にはみ出させる。黒のマスカラを目尻多めに上まつ毛だけに塗る。

【More....】リップ&ネイルも肌を美しく見せるベージュ系を

Aルナソル ネイルポリッシュ 13 ¥2,200(カネボウ化粧品・8月9日発売)Bザ リップバーム ソフトマット Slow Morning¥4,070(アディクションビューティ)

指先にはトープ、リップにはミルキーなアプリコットベージュ。コンシーラーで唇の血色感をおさえてから、B(ザ リップバーム ソフトマット Slow Morning)を指でポンポン重ねて、ふわツヤ質感に。ネイルはA(ルナソル ネイルポリッシュ 13)のトープベージュをシンプルに2度塗り。繊細なきらめきが、手肌をキレイに映してくれる。「細部まで色のトーンをヌーディに」

中山友恵さん
唯一無二のセンスと感性で目にする誰もが思わず惹きつけられるメイクを提案。色や質感を巧みに取り入れる様はメイクの枠を超えてアート作品を紡いでいるかのよう。ひたむきな姿勢でタレントからの信頼も厚い。

photograph:YASUHISA KIKUCHI[vale.](model), KAZUTERU TAKAHASHI(still) styling:AKIKO KIZU
hair & make-up:TOMOKO OKADA[TRON], KYOHEI SASAMOTO[ilumini.], TOMOE NAKAYAMA
model:MAYUMI SADA text:RINA ISHIBASHI
 
otona MUSE 2024年9月号より

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