16歳・張本美和が孫穎莎、王曼昱ら出場の中国勢に対抗なるか　伊藤美誠、平野美宇、木原美悠も参戦で上位進出狙う【WTTチャンピオンズマカオ】

卓球の「WTTチャンピオンズマカオ2024」が9日から開幕する。今大会は、男女ともに世界ランキング上位選手が出場することもあり注目が集まる。
日本からもパリ五輪に出場した有力選手などが名を連ねており、上位進出には期待が高まっている。

■張本美は直近大会で2回戦敗退

女子はパリ五輪でシングルス銅、団体銀メダルに貢献した早田ひな（日本生命）が五輪で負った怪我のため出場を辞退。中国勢も名を連ねるなかで誰が優勝争いに加わるかは見どころとなる。
そんななか、筆頭候補の張本美和（木下グループ）は初出場のパリ五輪でも団体戦で躍動し銀メダリストに。世界ランキングも8位と日本勢2番手をキープし続けており、シングルスでも国際大会で好成績を収め、さらなる躍進が期待される。
そんな張本美だが、直近の「WTTコンテンダーアルマトイ」では日本の笹尾明日香（日本生命）に敗れまさかの2回戦敗退。切り替えが求められるなか、1回戦ではヤン・シャオシン（モナコ）と対戦する。世界ランキングで15位に位置する35歳のベテラン相手に順調なスタートを切りたい。
また、今大会には伊藤美誠（スターツ）、平野美宇（木下グループ）、木原美悠（木下グループ）も参戦。平野は世界ランキング6位の陳幸同（中国）が初陣だけに、難敵にどのような立ち向かうかは見ものとなる。
今大会は孫穎莎、王曼昱というパリ五輪で日本勢の前に立ちはだかった2選手も参戦する。早田が不在のなか、女子卓球チームがどこまで勝ち進めるのかは注目したい。