1. トップ
  2. 恋愛
  3. 「カニ缶もらっていくね♡」奪いまくる義妹 & 甘やかす義母 → ある日、貯金箱が壊された!

「カニ缶もらっていくね♡」奪いまくる義妹 & 甘やかす義母 → ある日、貯金箱が壊された!

  • 2024.9.7

たとえ実の親子や兄弟でも、許可なく金品を持ち出すようなことはNGです。血が繋がっていない義兄妹にそうされたら、なおさら腹立たしい気持ちになることもあるでしょう。今回は旦那さんの妹との金銭トラブルをまさかの方法で解決した筆者の知人、Yさんから聞いたお話です。

画像: 「カニ缶もらっていくね♡」奪いまくる義妹 & 甘やかす義母 → ある日、貯金箱が壊されて!?

同居している義実家で

Yさんは当時旦那さんの実家で、義父と義母と同居中でした。

最初の頃は、幸い義両親との関係は良好で、共働きのYさん夫婦と年金暮らしの義両親はお互い干渉しすぎることなく、協力すべきところは協力して、ほどよい距離感を保てていけると信じていました。

けれど、次第にYさんを悩ませるようになったのが、旦那さんの妹、つまり義妹の存在でした。
義妹の非常識な振る舞いのせいで、Yさんと義母の良好な関係が崩れていったのです。

「ただいまー!」
定職についておらず、アルバイトを始めても仕事の続かない義妹は、度々義実家に顔を出します。
それだけなら「自分の実家だし」と思っていたYさんでしたが、どうしても気になる点があったのです。

「うわ、カニ缶あるじゃん。これもらっていくね! あと他になんかない?」
義妹は義実家に来るなり冷蔵庫や食品を置いてある棚をチェックして、色々なものを持ち出してしまうのです。
「あ、それは夕飯の食材……」
Yさんがそう言うと、義母が「また買って来ればいいじゃない、うちは困ってないんだから」と、甘い顔をしてなんでも義妹に持ち帰らせます。

そのうえ自分たちの年金からお小遣いも渡しているため、義両親の日々の生活費は全てYさん夫婦が負担する羽目になっていました。

壊された貯金箱

ある休日、外出から帰って来たYさんは、リビングの棚に置いてあった貯金箱がなくなっているのに気づきました。

その貯金箱はYさん夫婦が「いっぱいになったらみんなで旅行に行こう」と決めて2人で500円玉貯金をしていた金属製の貯金箱で、缶切りがないと開けられないタイプのものです。

「あれ、500円玉貯金の貯金箱知らない?」
Yさんが旦那さんに尋ねると、旦那さんも知らないと言います。
「今日はお義父さんもお義母さんも出かけてるし、私たちが知らないとしたら、誰が移動させたんだろ?」
「そういや今日Yが買い物に行ってる間に〇〇(義妹が)が来て、また台所でゴソゴソやってたけど……」
その言葉でYさんはピンときて、キッチンへ。
「あった」
空き缶を入れているゴミ袋の中に、缶切りで蓋を開けられた空っぽの貯金箱がありました。

「ひどい! みんなのために貯めてたのに」
さすがに許すことができず、Yさんは義妹に電話をかけました。しかし何度かけても繋がりません。

義妹をかばう義母に……

そのうち義両親が帰ってきたため、Yさんは事情を説明しました。
「さすがにこれはダメですよ! お義母さんからも〇〇さんにお金を返すように伝えてください!」
義母の携帯電話から電話をかけさせようとするYさんに、義母は困ったように言いました。

「あの子も困ってるんだから、今回だけは許してあげて……」
そして貯金箱に入っていた分は自分が弁償すると言うのです。

「わかりました」
とことん義妹に甘い義母に嫌気がさし、Yさんは貯金箱に入っていた分のだいたいの金額を伝え、義母から弁償してもらいました。

実はYさんは入っていたお金は貯金箱の半分くらいであることを知っていましたが、わざと多めに請求したのです。

義母がYさんにお金を返すことでこれからしばらくの間、義妹がお金の無心に来られないようにしたのでした。もちろん、多めに受け取ったお金は、後日義母に返しました。

やはりお金を盗ったという罪悪感があるのか、義妹がYさんのいる時に義実家に来ることは少なくなったそうです。

子どもの責任は親が、と言いたいところですが、義妹さんにはいいかげん自立して欲しいものですね。生活が大変なのはわかりますが、お金を盗っていい理由にはなりません。

【体験者:30代・女性会社員、回答時期:2024年6月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター:齋藤緑子
大学卒業後に同人作家や接客業、医療事務などさまざまな職業を経験。多くの人と出会う中で、なぜか面白い話が集まってくるため、それを活かすべくライターに転向。現代社会を生きる女性たちの悩みに寄り添う記事を執筆。

元記事で読む
の記事をもっとみる