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カチモリヘアって!? 人気ヘアメイク笹本恭平さんが「トレンドでヌケ感のあるヘアアレンジ」を伝授!

  • 2024.9.8

大人のメイクにおいて、実はキレイであること以上に大切なのが「ヌケ感」。ただ、「ヌケ感」って、明確な正体がないがゆえに、なんとなくの感覚で語られがちなのも事実です。大人に必要な「ヌケ感」とは、具体的に何を指し、どう演出すべきなのか? 人気ヘアメイクの笹本恭平さんに今改めて教えてもらいました。

そもそもヌケ感って?

笹本恭平さん「ヌケ感とは、僕たちプロが普段、感覚的にやっている「おしゃれに見せるため」のあれやこれやのテクニックによって生まれる空気感のようなもの。ただひと言でヌケ感といっても20代と30代では違うし、2、3年前と今でもきっと違う。その世代や時代、トレンドによって変わるものなので、一概にこれという正解はないとも言えます
 
少し前なら、引き算ベースのメイクというイメージでしたが、今ならもう少し盛ることがヌケ感につながったりする。だから大事なのは、今を敏感にキャッチして更新していくことなんです。そしてもうひとつ。ヌケ感というと、ついメイクの工程やアイテム、時間を“ミニマムに”と、都合よく解釈してしまいがちですが、大人のヌケ感は、手抜きや時短、タイパの上には決して成立しません。緻密に計算し、丁寧に作り込んで初めて宿るもの。そこだけは肝に銘じてください。今回はヘアアレンジについて、今っぽいヌケ感作りに欠かせないと思うキーワードをピックアップしてみました。気になるものにトライして、ぜひ自分らしいヌケ感を見つけてください」

笹本恭平さん
ilumini.所属。スタイリッシュでありながらデイリーに活用できる品よくエフォートレスなヘアメイクで大人気。ファッションとメイクのバランス感覚も最強。著書『コンサバメイク革命』(講談社)が重版を果たした。

「タイトヘアをひと工夫! トレンドを味方にする」笹本恭平さん

Tシャツ¥15,400(サードマガジン×ミコモリ×キャサリン・ハムネット/サードマガジン)、サングラス¥13,200(ペタ アンド ジェイン/ジャック・オブ・オール・トレーズ プレスルーム)

「少し前であれば無造作感や後れ毛がマストでしたが、トレンドは確実にシフト! 全体のシルエットはコンパクトを意識して、毛先や顔まわりにのみニュアンスを盛るのが正解」

How to Arrange Hair「カチモリ HAIR」

ニット¥23,100(エンフォルド)、ピアス¥69,300(コールムーン/ショールーム セッション)

「カチモリ HAIR」
K-POPアイドルからブームに。毛先を鳥の尾っぽのようにツンツンさせるのが最大の特徴。
1. ワックスを髪全体に軽くなじませたら、好きな位置でキュッとタイトにひとつ結びをする。結んだ毛を3つほどの毛束に分けたら、ひと束を指に巻きつけながらきつくねじっていく。
2. 小さなシニヨンを作るイメージでまとめたら、毛先を散らすように残しつつ、根元をピンで留めていく。残りの2束も同様に仕上げて完成。形はあまり気にせず、適当でOK。

ほどよいセット力で、まとめ髪に最適。ミツロウ、米粉、天然ミネラルなどの自然由来成分で髪にも優しい。ユメドリーミン エピキュリアン ヘアワックス R 60g ¥4,950(ツイギー)

How to Arrange Hair「チャンモリPERM風」

Tシャツ¥15,400(サードマガジン×ミコモリ×キャサリン・ハムネット/サードマガジン)、サングラス¥13,200(ペタ アンド ジェイン/ジャック・オブ・オール・トレーズ プレスルーム)

「チャンモリPERM風」
チャンモリとは産毛にニュアンスをつけること。洒落感と同時に小顔効果も狙える!
シンプル&タイトにまとめたら、分け目を指でクルクルするか、コームでとかすようにして顔まわりの産毛を引き出す。オイルをつけて毛流れやニュアンスを出した後は、スプレーでキープを。

右から:髪にまとまりとツヤを与える。オーセンティック ビューティ コンセプト インダルジング フルイド オイル 100mL ¥5,060(ヘンケル コンシューマーブランド)、キープ力が高いスプレー。コントロール フォース 235mL¥4,180(アヴェダ)、分け目を取ったり、タイトに仕上げたり……と万能なコーム。目の粗さの塩梅が絶妙。マぺぺ バングスセットコーム ¥660(シャンティ)

photograph:YASUTOMO SAMPEI(model),KAZUTERU TAKAHASHI(still) styling:KASUMI KATO hair & make-up:KYOHEI SASAMOTO[ilumini.] model:MIZUKI YAMAMOTO illust:ASAMI HATTORI text:YUKAKO SUGIURA

otona MUSE 2024年9月号より

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