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与田祐希“リコ”、全員で祖父の“遺プラ”を作ることを提案して家族を一つに「家族って場所じゃない気がする」<量産型リコ・最終回>

  • 2024.9.7
リコ(与田祐希)の提案でプラモデルづくりをして、家族の絆を深めた小向家 (C)「量産型リコ」製作委員会2024(C)創通・サンライズ(C)BANDAI SPIRITSTHE IDOLM@STER™& (C)Bandai Namco Entertainment Inc.(C)BANDAI SPIRITS 2021(C)しげの秀一/講談社(C)防衛隊第3部隊 (C)松本直也/集英社TM & (C) TOHO CO., LTD.
リコ(与田祐希)の提案でプラモデルづくりをして、家族の絆を深めた小向家 (C)「量産型リコ」製作委員会2024(C)創通・サンライズ(C)BANDAI SPIRITSTHE IDOLM@STER™& (C)Bandai Namco Entertainment Inc.(C)BANDAI SPIRITS 2021(C)しげの秀一/講談社(C)防衛隊第3部隊 (C)松本直也/集英社TM & (C) TOHO CO., LTD.

【写真】立ち退きに関して意見が対立している父・浩一郎(矢柴俊博)と母・由里香(浅香唯)

乃木坂46・与田祐希が主演を務める木ドラ24「量産型リコ -最後のプラモ女子の人生組み立て記-」(毎週木曜深夜0:30-1:00ほか、テレ東系ほか/Leminoにて配信)の最終話「小向家、解散!」が8月29日に放送された。温泉リゾート開発計画で小向家に立ち退き問題が発生し、家族内での意見が真っ二つに割れてしまった。どちらの意見も分かるリコ(与田)は中立な立場にいたが、亡き祖父・仁(森下能幸)の思いを残したプラモデルを発見し、家族全員でのプラモ作りを提案した。(以下、ネタバレを含みます)

シリーズ3作目にして最終章のテーマは「家族」

2022年7月期に与田が地上波連続ドラマ初主演を務めた「量産型リコ-プラモ女子の人生組み立て記-」。2023年7月期には“もう一つの世界”を描いた「量産型リコ-もう一人のプラモ女子の人生組み立て記-」が放送された。

そして今回、シリーズ3作目にして最終章となる「量産型リコ」が再々始動。テーマは“家族”で、祖父の死をきっかけに実家に帰ってきたリコこと小向璃子とその家族のひと夏を描いたホビー・ヒューマンドラマとなっている。

おなじみのキャストと新たなキャストがリコの物語を彩る

しっかり者の小向家の長女・侑美を市川由衣、甘え上手な末っ子・香絵を佐月絵美、優しい性格で心配性な父・浩一郎を矢柴俊博、アイドルの沼にはまっている母・由里香を浅香唯、家族全員のことが大好きな優しいおじいちゃん・仁を森下が演じている。

プラモデル店「矢島模型店」を営む店主・やっさんこと矢島一役で田中要次が、アルバイト店員・アオ役で石田悠佳(LINK PLANET)が、前作に引き続き出演している。

バラバラになった家族にリコはプラモ作りを提案

温泉リゾート開発により小向家の立ち退き問題が発生。父・浩一郎と姉・侑美は”反対”、母・由里香と妹・香絵は賛成ということで、意見が真っ二つ。昼ご飯も反対派・賛成派で違うものを食べるくらい、お互いに歩み寄ろうとしない。

口を開けば言い争いになる。リコはそんな状況が嫌で祖父の蔵に避難したが、そこであるプラモデルを発見。それを持って矢島模型店に行った。

そのプラモデルはガンダム試作3号機 デンドロビウム(「HGUC 1 / 144 ガンダムGP03 デンドロビウム」)というもので、かなりの大物。やっさんによると、祖父・仁がいつか作りたいと思っていたプラモデルで、思いが託された「遺プラ(遺言プラモデル)」だという。

やっさんの「別々の機体が一つになって完成するんだ」という言葉を聞いて、リコはこれを家族全員で作ろうと決意した。

やっさん「プラモは無心になれる」

プラモを家に持ち帰ったリコは「思いが残ったものだから作ってあげたいんだけど、私一人じゃ無理だから、みんなで一緒に作りたい」と、家族に伝えた。「今やることかしら?」と言われてしまうが、「今やるべきことだ」とやっさんがリコを後押しした。

やっさんが「プラモは無心になれる」と言うと、アオも「心地良くなれます」とプラモ作りの良さをアピール。2人とも手にはしっかりとプラモ作りの道具を持っている。2人の言葉に続けて、リコも「一つになれる」と力強く伝えた。

ギクシャクした空気だったが

渋々ながらも「スッキリしたいし」「気分転換かな」「少しだけだぞ」と言って、リコの提案に乗ることにした。

「ご開帳!」したのはいいものの、これまで挑んできたプラモデルとはパーツの数も全然違っている。浩一郎は「これ、本当に作るのか」と少しビビり気味だったが、由里香に「嫌だったらお父さんは見てて」と言われて反論しようとするが、リコがその空気を察して、家族それぞれに役割を与えてプラモ作りをスタートさせた。

ギクシャクした空気の中、それぞれが作業を進めていくが、パーツの多さが半端ないので一人で探すには限界があり、離れたところにあるパーツを取ってあげたりして、徐々にチームプレー、協力プレーをするようになっていった。

作業しながら、それぞれが本音を吐き出すようになり、なぜ反対していたのか、なぜ賛成なのか、お互いの気持ちも理解できるようになっていったようだ。次第に笑顔も増えてきた。

リコが胸の内を明かす「私はこの家の次女だから」

由里香に「リコはどうなの?」と聞かれ、「この家のことは好きだよ。愛してる。できることならずっとあってほしい。でも私はこのみんなでいる居心地が好きだから。家族って場所じゃない気がする。どこにいてもお父さんは小向家の安心感だし、お母さんは太陽だし、お姉ちゃんは憧れの星だし、香絵は愛嬌(あいきょう)だし、そして私はこの家の次女だから」と答えた。

「小向家はこの夏、もっと小向家になれた。だから大丈夫だよ」というリコの言葉に家族も納得。バラバラだった家族が一つになり、プラモ作りも完了。デンドロビウム、ギブバース。

祖父のゴールドのガンダムを組み込み、改めて「デンドロビウム小向家スペシャル、ギブバース!」と言って完成した。

その夜、「小向家 第四十八回家族会議」が開かれ、満場一致で立ち退きに賛成となった。全員で手を重ねてハンコを持ち、リコが「解散!」の言葉と同時にハンコを押した。

リコたちの夏休みも終わり、「小向リコ、行きます!」というリコを、家族みんなで「いってらっしゃい!」と笑顔で送り出した。

家ではなく人。家族とは何かを実家で過ごす間で考えたリコであった。

◆文=ザテレビジョンドラマ部

木ドラ24「量産型リコ -最後のプラモ女子の人生組み立て記-」最終話より (C)「量産型リコ」製作委員会2024
木ドラ24「量産型リコ -最後のプラモ女子の人生組み立て記-」最終話より (C)「量産型リコ」製作委員会2024
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