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【思考をキレイにする旅の仕方(434)】産食率というワードをご存知ですか?

  • 2024.9.7

徳島県の中部にある神山町は、

「アーティスト イン レジデンス」

と呼ばれ、全国的に珍しい私立の起業家育成向け高専(10社の企業から10億づつ集めて、その利回りで学費は無料)、

町にない業種にアプローチしながら、空き家をリノベーションして誘致していく取組など魅力満載の町です。

ここに「産食率」で知られる食堂があります。

「産食率」とは、

地域で育て、

地域で食べている食堂内での割合のことで、この食堂が定め、定期的に測定しているらしい。

たいてい6割ほど。多い時は7割近いそうです。

私が伺った際のランチは、

つるむらさきと生姜のソースがかかった鯛のグリル、

ビーツのスープ、

イチジクのロースト、

ワサビ菜やラディッシュのサラダ、

窯で炊いたご飯にはホーリーバジル……

どれも美味しく、早食いの私が珍しく丁寧に口に運んでいました。

町内に鉄道はなく、お隣の徳島市からバスは出ているが1時間ほどかかるので、

自家用車かレンタカーでないと、なかなか訪れることはできない場所で、

¥1,900のランチは少し高く感じたのですが、

未来の農家などへの適正な対価を考えていくと「なるほどなぁ」と満席の店内を見ながら考えてしまいました。<text:イシコ>

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