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銀幕のスター気分に浸りたい!「メルキュール東京日比谷」

  • 2024.9.14
出典:シティリビングWeb

皇居や国会議事堂などを擁し、都内屈指のオフィス街である日比谷。
一方で華やかなエンタメ界の発信地としても知られています。明治時代には鹿鳴館が設立され(場所は現在の帝国ホテルの隣地)社交界&外交界を牽引し、明治後期には「帝国劇場」、昭和に入ると「東京宝塚劇場」「日比谷映画劇場」(現在の日比谷シャンテ)「日生劇場」などが続々と開館し、今日に至るまで多くのファンを魅了してきました。

そんな劇場文化の聖地に、2023年12月に誕生したのが「メルキュール東京日比谷」

出典:シティリビングWeb

メルキュールというと今年(2024年春)に各地に一斉オープンしたホテルを思い浮かべる方もいると思いますが、そちらはグランドメルキュールもしくはメルキュールの後にホテル&リゾートという名称がつくタイプで趣が異なります。それぞれの旅の目的に合わせて選ぶことができるのがいいですね!

出典:シティリビングWeb

今回ピックアップする「メルキュール東京日比谷」のデザインコンセプトは”劇場の舞台美術”。非日常感たっぷりの空間が出迎えてくれます。

出典:シティリビングWeb

エレベーターの内装もこんなにムーディー!

出典:シティリビングWeb

まずはエグゼクティブラウンジ(スイート/プリビレッジに宿泊の方専用)をご紹介。ラウンジまでのアプローチにあるモダンなオブジェは、著名な映画女優を題材にしたものなのだそう。

出典:シティリビングWeb

日比谷に西洋式の劇場が次々につくられた1910年代から1930年代はアール・デコな装飾デザインが台頭した時代で、その様式美がふんだんに施された空間にうっとり。

出典:シティリビングWeb

銀幕の世界にちなんだ書籍やオブジェが置かれていて、細部まで劇場美術のコンセプトが貫かれています。

出典:シティリビングWeb

もっとモダンガール的な...ワンピースにクラシックなパールのネックレスくらい身につけたファッションで来ればよかった、いや或いはいっそエッジの効いたスーツも素敵かも!なんて思ってしまったくらい普段の格好じゃつまらないと感じてしまう高揚感ある空間です。
ディナー前のアペロを愉しむもよし、しっかり電源もあるので日中ここで仕事をするのもよし。窓際のシートは実はかなり鉄道ビューなので強火な鉄男・鉄子も満足できるはず!

客室フロアの廊下の両脇にはフィルムを模したデザインのナンバーディスプレイが。

出典:シティリビングWeb
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宿泊したのはプリビレッジルーム(22㎡)。コンパクトながら使い勝手のいい仕様で、壁面には歌舞伎や能の衣装に用いられる文様をイメージしたアートがデコレーションされています。

出典:シティリビングWeb
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特別にスイートルームも拝見させていただいたのですが、舞台女優の衣装をイメージした刺繍のアート作品が素敵でした。

出典:シティリビングWeb
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地下1階のフレンチレストラン「ラ・セヌ」では、コース名も「シナリオ」や「アーティスト」など舞台美術が反映されていて、国産食材にこだわった丁寧な一皿ごとに幕が上がるような高揚感が味わえます。しかもランチコースは3,000円/5,000円、ディナーコースも5,000円/8,000円とホテルのコース料理としてはリーズナブルなのも嬉しい!

出典:シティリビングWeb
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出典:シティリビングWeb

(こちらの写真は春に訪問した時のもの。現在は夏メニューになっています)

朝食のビュッフェもこちらで。ムーディーだった夜の雰囲気とうって変わり、同じ場所とは思えない明るさで、清々しく1日のスタートを切ることができました。

出典:シティリビングWeb

久々の都内でのホテルステイは、海外からのたくさんの宿泊客を見かけることで、改めてかつての活況が戻ってきたんだなと感じ嬉しくなりました。コロナによって色々なことが制限された期間を経て、また再びトップスピードで変わりつつある東京。日比谷も現在大規模な再開発プロジェクトが進行中で、今後ますます目が離せなくなりそうです。

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メルキュール東京日比谷
東京都千代田区内幸町1-5-2
TEL:03-3503-5051
客室数:178室(約22㎡〜44㎡)

出典:シティリビングWeb
進藤やす子 Yasuko Shindo

雑誌や広告等で活躍中の、おしゃれが大好きなイラストレーター。商品開発に携わることも。著書に「アラフォー女性のスタメンアイテム、見つけた!」(KADOKAWA)、「進藤やす子のファッションダイアリー」(宝島社)、新著に「簡単におしゃれ度UP! 大人の着こなしルール」

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