1. トップ
  2. ファッション
  3. 今秋欲しいトレンドバッグ8──毎日使えるクラッチからビジネスシーンに最適なキャリーオールまで

今秋欲しいトレンドバッグ8──毎日使えるクラッチからビジネスシーンに最適なキャリーオールまで

  • 2024.9.7

2024-25年秋冬コレクションでは、日常生活のためにデザインされたルックが目立ったが、それはバッグにおいても同じことが言える。なかでも興味深かったのは、決して新たなトレンドとは言えない往年のアイコンバッグたちの存在だ。グッチGUCCI)は「ジャッキー」、プラダPRADA)は「クレオ」と「ガレリア」、そしてザ・ロウTHE ROW)は「マルゴー」といったベストセラーを新作コレクションとスタイリングすることで、それぞれのタイムレスな魅力をアピールしていた。

新しいスタイルを求める人には、毎日使える実用的なものからとことんキッチュで目にも楽しいものまで、幅広い選択肢がある。実用的なデザインで言えば、アクネ ストゥディオズACNE STUDIOS)やシャネルCHANEL)などから登場したポケット付きのカーゴバッグが挙げられるが、ファッション性を重視するなら、アライアALAÏA)やケイトKHAITE)らが手がける横長のバッグも見逃せない。収納力で選ぶのであれば、ボッテガ・ヴェネタBOTTEGA VENETA)やクロエ(CHLOÉ)による超特大のショルダーバッグなら文句なしだろう。

バレンシアガBALENCIAGA)やミュウミュウMIU MIU)のデザインに見るようなチャームやキーホルダーのついたデコラティブなバッグから、ガブリエラ ハーストGABRIELA HEARST)やアレキサンダー・マックイーンALEXANDER McQUEEN)のアクセサリー感覚で持ち歩きたいブレスレットバッグまで、2024年秋押さえるべきバッグトレンドは以下からチェックを。

1. お仕事バッグにも最適。リュクスなキャリーオール

上質なレザーを使ったトップハンドルバッグは、ベーシックな仕事用トートに代わるスタイリッシュな新定番。ミュウミュウ、グッチ、ボッテガ・ヴェネタらが打ち出した新しいスタイルは、職業を問わず多くの人のウィッシュリストに入ること間違いなし。数あるアイテムのなかでも、ザ・ロウの「マルゴー」、フェラガモの「ハグ」、プラダの「バックル」は有力候補に挙げられるだろう。ランウェイでは、ロングコートや洗練されたテーラードジャケット、スリングバックパンプス、ローファーといったデイリーピースと組み合わされ、その万能性が強調されていた。

2. なんでも持ち歩きたい派に。ボーホー風ビッグショルダーバッグ

クロエ、フェラガモ、ロエベ、ケイト、ボッテガ・ヴェネタなどによるリュクスで余裕のあるビッグショルダーバッグはどれもステートメントピース。ボーホーな雰囲気を放つこれらのバッグは、何でも持ち歩きたい女性にうってつけだ。

3. デイリーに使える、レディライクなクラッチバッグ

今気になるのは、ナイトアウト用ではなく日常的に使いたくなるクラッチ。アウターウェアやサングラスと合わされたボッテガ・ヴェネタのバッグは小さめのPCやiPadも収まるサイズ感で、ビジネスシーンにも使えるようデザインされているようだ。一方、ザ・ロウやプロエンザ スクーラーのそれは、シンプルな毎日の装いにでさえもノンシャランなシックさをもたらしてくれる。

4. 自分流にカスタマイズ。個性が光るデコラティブバッグ

2024年秋は、遊び心たっぷりのデコラティブなハンドバッグに注目が集まった。ミュウミュウやコーチが発表したクラシックなレザーハンドバッグには、キーホルダー、タッセル、ポーチといった数々のデコレーションが。手持ちのバッグを自分流にカスタマイズするのもありだが、バレンシアガやチョポヴァ ロウェナなどはあらかじめアクセサリーをつけたものを提案している。

5. 時とともにパワーアップする、アイコンバッグの魅力

1961年に誕生したグッチの「ジャッキー」や2007年に発売されたプラダの「ガレリア」をはじめ、瞬く間にベストセラーとなったボッテガ・ヴェネタの「ポーチ」などが時を超えて愛され続けるのには理由がある。次々と発表される新しいコレクションとともにスタイリングされても、タイムレスな魅力をアピールできるというのは、これらのアイコンバッグに大きな投資価値があることをはっきりと示している。

6. ポケットで整理整頓。実用性重視のカーゴバッグ

実用性を重視するなら、複数のポケットが配されたカーゴバッグを。ユーティリティスタイルを基軸としたものだが、シャネルのクラシックなキルティングからアクネ ストゥディオズのダメージ加工が施された味わい深いデザインまで、あらゆる美的感覚にフィットするオプションがある。

7. シルエットで周囲と差をつける横長バッグ

“イーストウェスト”のバッグトレンドを耳にしたことがある人もいるかもしれないが、この秋もアライア、プロエンザ スクーラー、ケイトなど、多くのデザイナーが新しい横長のフォルムを打ち出している。程よく小ぶりなサイズだから、肩にかけても、脇に抱えてもよし。いつものルックを新鮮に見せるアクセントとなりそう。

8. アクセサリー感覚で楽しむブレスレットバッグ

ブレスレットバッグやリストバッグの人気は根強い。リングやチェーンなど、装飾的なストラップが付いた小ぶりのバッグはアクセサリー感覚で身につけることができ、特にイブニングルックに最適だ。シェミナ・カマリのクロエでのデビューコレクションに登場したブレスレットバッグや、プラダのクラスプバッグ、シャネルのポーチなどは、スマホに鍵、財布と、必需品がしっかり収まるサイズ感も◎。

Text: Madeline Fass Adaptation: Motoko Fujita

From VOGUE.COM

元記事で読む
の記事をもっとみる