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四半世紀を迎えた誕生日、「書きたい」気持ちを思い出した

  • 2024.9.7

ついに年齢が四半世紀になりました。
ややこしくてすみません、25歳です。
私は四半世紀を迎えた今年の誕生日、ひとり寂しく過ごす予定でした。

というのも、昨年結婚したのですが遠距離別居婚のため、夫とも会えず。同期の子たちも遊べるか誘ってみましたが、さすが25歳の女子たち、デートで予定が埋まっていました。
1人で誕生日過ごすか……と諦めていた時に、友人から「四半世紀おめでとう!」と連絡が来ました。

そういえば、今年25歳なのかと実感。25歳という数字は、いつもの誕生日よりも節目感があり、ハタチの時と同じ感覚でした。

◎ ◎

四半世紀の誕生日だから何かしなければ!!
何もせず、スマホと睨めっこで1日を終わらせてはならぬ……。
思いついたのは陶芸。
お皿集めが好きだったので、いつか自分で作ってみたいという想いがあり、今しかないと思いました。「四半世紀おめでとう!」メールをくれた友人に興味ある!?と誘い、陶芸教室へ行くことに。

いざ、ろくろを回して、先生に教わった通りに粘土を触って……慎重に作業開始。
憧れの深皿になるように、丁寧に触って……。そうそう、こんな感じに……あれ?だんだん平皿に……。

「先生!平皿になってしまいました!」
「ほんとですね!直しますね!」

丁寧に、丁寧に……。あれ、平皿に……。

「先生、また平皿に!」
「あぁ!そこは慎重に!」

先生の修正後、また丁寧に丁寧に……。

「先生!また平皿に!」
「あぁ!もう触らないでください!こっちで仕上げます!」

先生!もう触ってはいけないのですか!?
創作意欲はあります!
心の声が思わず飛び出そうになりました。

◎ ◎

隣をふと見ると、友人の肩が震えている……?

「笑わせないでよぉ……」

私もなんか、ドリフのコントみたいだなと思って、2人で笑いました。学生時代もこんなくだらないことでよく笑ってたなぁ。その時、ふと最近の自分が大人のふりをしているなぁ……と。

大人だから、社会人だから、しっかりしなきゃ。うまく人間関係も築いていかなきゃ。
嫌われないように気遣いしなきゃ。社会人3年目だから、仕事もミスしちゃダメだ。
いつからか、自分のなかで大人になるための呪縛をかけて、本当の自分に蓋をしていたなぁ、と。

ほんとは、ふざけることが好きで、朝決まった時間に起きるのとか好きじゃなくて。
計画通りに過ごすよりかは、ふらーって降りたことのない駅に降りて散歩するのが好きで。
ワクワクする感情にも最近出会えてなかったなあ。

「そういえば、書かないの?エッセイ」

あ、書いてないや、最近。学生時代投稿してたけど、最近書いてない。

「面白いと思うんだけどなぁ、あんたの文章」

面白い?最近褒められることが少ない私にとって、とてつもなく嬉しい言葉。

「書こっかな……久しぶりに」

気づいたらつぶやいてました。

◎ ◎

そういえば、私昔から書くの好きだったな。先生に作文褒められて好きになったんだっけ。
20代、自信をなくしていた私に「書く」武器を思い出させてくれた友人。
ありがとう。

四半世紀を迎えた誕生日、思いがけない気づきをくれました。
これからは興味を持ったことにどんどん挑戦して、自分らしさに蓋をしないでいこう。
周りと合わせがちになっちゃうけど、少しの自信を持って。
「書きたい」気持ちを大切にして。
感じたことをカタチにして。
20代、突き進んでいくぞ。

■もりたまのプロフィール
学生時代、エッセイ投稿してました。 あれから数年、また書きたいなと思って戻ってきました。 社会人になっても書きたい気持ち、ワクワクする気持ちを大切にカタチにしていきたいです。

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