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義妹「ご祝儀が500円なんて非常識!」私「10万円包んだけど?」消えたご祝儀…衝撃の真相は!?

  • 2024.9.7

結婚当初から、「ずっとお姉ちゃんがほしかったの!」「実のお姉ちゃんができたみたいでうれしい!」と私に懐いていた義妹。その義妹も結婚し、無事出産。そこで、私はお祝いとして10万円を包んだのですが……?

義妹の出産報告を聞き、こんなにおめでたいことはない、と思った私。夫に、「とりあえず10万円包もうと思う」「私とあなたでそれぞれ5万円ずつ出さない?」と提案しました。しかし、夫は渋い顔をしていました……。

ご祝儀の金額を夫に相談

夫は「今年入籍・結婚して、そのときに結婚祝いを渡しただろう?」「またお祝い金を渡さなきゃいけないなんて……」とブツブツ。

「私たちが結婚したとき、向こうもバイトをがんばってお祝いをくれたじゃない」「子育てでいろいろお金もかかるだろうし、兄夫婦としては10万円は包んであげたいんだけど……」と言うと、「俺だってそれなりに渡してあげたいけど……でも不景気で俺の今年のボーナスは全カットだったから……」と夫は渋い顔。

義妹のお祝いを諦めたくなかった私は、「じゃああなたの分も私が立て替えておくよ!」と切り出しました。「余裕があるときに返してくれればいいから!」というと、ようやく夫はうなずいてくれたのです。

消えたご祝儀

3日後――。

義妹から私に電話がかかってきました。ウキウキで出ると、「ひどい……ひどいよ。お義姉さんがこんなに非常識な人だと思わなかった!」と義妹の悲痛な声。

「ご祝儀が500円玉なんて非常識よ!」

「先に子供を授かった義妹が羨ましいんでしょ?!」

「私、10万円包んだけど」

「え?」

義妹によると、うちの夫が「妻からこれを渡してほしいと言われた、中身は知らない」と言って祝儀袋を渡してきたそうです。「本当のお姉ちゃんのように慕ってたのに……」「お祝いは金額じゃないのは分かってるけど、これは悲しいよ……」と言う義妹の声に、私まで泣きそうになってしまいました。

しかし、私はつい昨日、自分の口座から10万円ぴったりを引き出したのです。その出金履歴が残っていることも、心からお祝いしたくて10万円を祝儀袋に入れて夫に預けたことも言いました。

すると、義妹も冷静になったようで、「そ、そうだよね……お義姉さんはそんな人じゃないよね」「失礼なことを言っちゃってごめんなさい……」と言ってくれました。

犯人はまさかの…

なんと、犯人は夫でした。

もともとギャンブルが大好きだった夫。しかし、結婚を機に「これからは家族のために生きていきたい」「お金は大切な人たちに使いたいから」と言って、ギャンブルをすべて絶ったのです。

しかし、実際のところ、夫は私に隠れてパチンコ店に通っていたそう。不況による人員削減で会社をクビになってからは、ますますギャンブルにのめり込むようになっていたのです。最近負けが続いたこともあり、出産祝いに手を付けた、というのが今回の事件の真相でした。

私は夫が会社をリストラされたことも、朝から晩までパチンコ店にいることも、まったく知りませんでした……。せっかくのお祝いを台無しにされたこともあり、夫を許す気持ちにはなれませんでした。

その後――。

私から夫に離婚を切り出すと、「弱った夫を支えるのが妻だろ!妻の務めを果たしていないお前が悪い!慰謝料を払え!」ととんでもないことを言い出しました。さらにギャンブルでこしらえた借金の半分を、私に払えと要求してきたのです。

困った私は、義妹夫婦に相談しました。義妹の夫は弁護士なのです。すると、「そんなめちゃくちゃな理由での慰謝料請求は通らない」「ギャンブルなどの個人的な理由での借金を支払う必要はない」という回答をすぐにもらえて安心しました。

私以上に怒っていた義妹や、この件を聞いて般若の形相になった義両親のサポートもあり、とんとん拍子で離婚は成立。今は独身生活を謳歌しています。

「お兄ちゃんと離婚しても、私とは会ってね!」と言ってくれた義妹。今では定期的にランチやお買い物を楽しむ良い友だちです。

【取材時期:2024年8月】

※本記事は、ベビーカレンダーに寄せられた体験談をもとに作成しています。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。


著者:ライター ベビーカレンダー編集部/ママトピ取材班

ベビーカレンダー編集部

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