1. トップ
  2. グルメ
  3. 【博多区】昼飲みOK「永野酒店」ネオ角打ちで有明海沿岸を呑む!食べる!

【博多区】昼飲みOK「永野酒店」ネオ角打ちで有明海沿岸を呑む!食べる!

  • 2024.9.7

リビングふくおか・北九州Web地域特派員、black bunnyです。 季節の変わり目、皆さんいかがお過ごしですか?

まだまだ暑いとはいえ、少しずつ秋の気配を感じられるようになってきた今日この頃。秋が深まれば食欲も増し、秋の味覚が楽しみになってきます。お酒を楽しむ時間も増えそうな予感のナイスなタイミングで、洒落た酒屋さんが博多リバレインモールにOPENしたのをご存じでしょうか。

出典:リビングふくおか・北九州Web

1960年創業の老舗「永野酒店」が8月14日に博多リバレインモール1階にお目見えしました。お酒好きにとっては要チェック事項。内覧会に参加させていただいて知り得た情報、この度どーんとご紹介します。

新たなコンセプトを掲げ、大牟田の酒文化を博多エリアへ

「永野酒店」は代表・永野さんの祖父母時代に福岡県南部の大牟田で誕生し、長年地域の酒屋さんとして親しまれてきました。その後当時はまだ珍しかったディスカウントストアを地域を拡げて数店持ち、地元に愛されてきました。しかし永野さんが代表を受け継いだ矢先、2020年豪雨被害に見舞われお店はことごとく壊滅的に、さらにコロナ禍と会社は大打撃を受けてしまいます。

一時期は途方に暮れるも、「地元の酒文化を支えたい」と奮い立ち、新たなコンセプトを打ち出してチャレンジする決意をした永野さん。有明海沿岸のリーディングシティである地元大牟田の酒を前面に出し、新たな酒文化を拡げるべく動き出します。

出典:リビングふくおか・北九州Web

オリジナルブランド「永野酒考」

大牟田の地で地域に密着した営業を長年してきたことで築かれた人脈もあり、永野代表の想いに共感した有明海沿岸地域の酒蔵や食品メーカーなどが協力し、地元有明海沿岸由来にこだわったオリジナルブランド「永野酒考」商品の開発、販売に至りました。

◎日本酒「駒吉(こまきち)」
出典:リビングふくおか・北九州Web

有明海沿岸地域の複数の酒蔵とコラボして出来た「永野酒考」ブランド代表格の日本酒「駒吉」。

コラボした酒蔵によって赤(永野酒店×柳川酒造)・黄(永野酒店×矢野酒造)・緑(永野酒店×瑞鷹酒造)・青(永野酒店×玉水酒造)・ピンク(永野酒店×山﨑本店酒造場)に色分けされています。同じ銘柄で違う酒蔵の味が楽しめるというのは、他にないのでは?!赤がどうやら一番人気のようで現在品薄とのこと。見つけたら即買い必須です。

出典:リビングふくおか・北九州Web

「駒吉」という名前は、世界文化遺産にもなった三井三池炭鉱を成功させ、さらに「炭鉱のまち大牟田が石炭に頼らずとも100年以上輝くために」と三池港を造る等、大牟田の発展に尽力した團琢磨氏の幼名が由来で、氏への敬意とともに「石炭に頼らない大牟田の新しいブランドを!」という想いが込められています。

出典:リビングふくおか・北九州Web

お店の中にも、團琢磨氏のコラージュされたお姿が飾られていました。(イケオジ!)

◎クラフト・ジン「Ginny(ジニー)」
出典:リビングふくおか・北九州Web

有明海沿岸の素材を独自にブレンドしたジン「Ginny」。

大牟田特産品「上内みかん」や有明産海苔など全15種類のボタニカルな材料がバランスよく配合され、唐津七山の天然水で加水し仕上げられました。ちょっと男性的なイメージのお酒「ジン」を、女性的でチャーミングなものにしたかったという代表の想いが、爽やかなラベルやキュートな字体にも表れています。

◎ワイン「毎日ワイン」と「MINATO(ミナト)」
出典:リビングふくおか・北九州Web

「毎日飲める気軽なワインが欲しい」というお客様の声によって生まれた「毎日ワイン」は、ソムリエでもある代表がこれぞという味を選び抜いて販売されています。ワインといえばの王道品種から作られるカベルネソーヴィニヨンやシャルドネベースで作られたワイン。価格も税込990円と、とってもお手頃です。

出典:リビングふくおか・北九州Web

ワイン「MINATO」は、南フランス地方ワインの作り手ルイ・ドロン氏が「駒吉」のストーリーに感銘を受け「駒吉のようなワインを一緒に作りたい」と、永野酒店とコラボして完成しました。ラベルには、ルイ・ドロン氏自らが三池港「光の航路」をスケッチした印象的なデザインが使われています。フランスと大牟田を繋ぐワイン「MINATO」。メルロー、ソーヴィニヨンブランが主体となっており、今回博多リバレイン店オープンに合わせ、発売開始となりました。

◎あてシリーズ「あてごう」
出典:リビングふくおか・北九州Web

日本の「地中海」ともいわれる有明海。その沿岸地域の逸品をお酒のあてに!「あてごう」シリーズ。

食品メーカーや産品とコラボし、有明海沿岸地域で昔から愛されてきた食材や加工食品を使ったお酒にベストマッチな「あて」を提案、販売しています。お酒に合わせる簡単な料理「あて」、そして「酒席にあてがう」という大牟田の方言から名付けられた「あてごう」。有明海の旨味をぜひ食卓へ。

出典:リビングふくおか・北九州Web

大牟田で親しまれた粕漬けをベースに、洋風にアレンジされた海茸と貝柱のあて

出典:リビングふくおか・北九州Web

貝柱とともにナッツの風味も楽しめる一品

出典:リビングふくおか・北九州Web

海茸のコリコリ食感にバジルの風味が合うお洒落なあて

出典:リビングふくおか・北九州Web

九州でお馴染みの高菜にオリーブやナッツがブレンドされ、どんなお酒にも合う一品

その他、みやま市の老舗マルエ醤油とコラボした「牛すじの赤ワイン煮込み」や「豚軟骨の赤ワインシチュー」もレトルト商品として販売しています。赤ワインの酸味とマルエ醤油の甘味が混在した、オールマイティーにいける「あて」として、人気です。

スタイリッシュな角打ちで一献いかがですか

出典:リビングふくおか・北九州Web

「永野酒店 博多リバレイン店」では、日本酒、ウイスキー、オリジナルワインなどが店内に100種類以上並びますが、商品を購入出来るだけでなく、角打ちスペースに持ち込み可能(1人500円のチャージ料がプラスされます)。

出典:リビングふくおか・北九州Web

なんとビールはジョッキ税込390円!酒屋さんならではの価格に嬉しい驚きを隠せません。10時~21時まで利用可能なので、昼飲みにも対応しています。ちょっと喉を潤してからお出かけされる観光客や、お隣のホテルの利用客がチェックアウト後に立ち寄られることも多いとか。

出典:リビングふくおか・北九州Web

明るい雰囲気で尚且つスイーツもあるので女性客も多く、「角打ちってちょっとハードルが高い」と思われる方も気軽にご利用いただけます。当初の予想をはるかに超え、来店される方の7割は角打ちを利用されるようで、今後席数を増やす事も検討中だそうです。

出典:リビングふくおか・北九州Web

目の前で注いでもらえるのは、お酒好きにはたまらない贅沢な瞬間でもあります

出典:リビングふくおか・北九州Web

有明海の肴セット(税込1,300円)「海茸の洋風粕漬け」「高菜とオリーブ」、さらに奥には「上内みかんのジャム」が添えられたクラッカーとチーズ

出典:リビングふくおか・北九州Web

駒吉三種呑み比べセット(税込1,050円)とクラフトジン「Ginny」のジニーソーダ(税込800円)

秋には、ひやおろしや熱燗も楽しめますし、10月には山川みかんを使った「駒吉」の梅酒が、来年2月には「駒吉」の新たなラインナップが登場するなど、今後も目を離せない「永野酒店 博多リバレイン店」。国内外の観光客だけでなく、福岡市在住の方も気軽に有明の酒文化を堪能出来ます。

また9月には中州エリアがJAZZに包まれる「中州JAZZ」もありますね。「永野酒店」のテラス席で、美味しいお酒とともに良い音楽を楽しむのも最高の時間になるのではないでしょうか。

出典:リビングふくおか・北九州Web

これからの季節、テラス席で博多の心地良い風を感じながらお酒を飲むのも楽しい

酒文化を支えたい「永野酒店」からの贈り物

出典:リビングふくおか・北九州Web

「駒吉」300mlボトル4本セットは贈り物としてもGOOD

出典:リビングふくおか・北九州Web

「永野酒店 博多リバレイン店」には、手土産や贈り物を求めて来店される方も多いので、大きすぎず小さすぎずの720mlで喜ばれるお酒が沢山揃っています。取っ手付きのギフトボックスにお酒とあてごうをセットにして包むのもアリ。また、敢えて箱を使わない「括り」という伝統的な仕様でお持ち帰りも可能です。「酒文化を支える」をモットーに、日本文化の一つでもある「結ぶ」ということを大切にしている「永野酒店」ならでは、スタッフさん全員が括れるそうです。祝い事やイベント等、お酒を持参する際には「括りでお願いします」と言いたくなりますね。

出典:リビングふくおか・北九州Web

博多リバレイン店のスタッフのみなさんと永野代表(右から2番目)

「永野酒店」のロゴは代表のお母様が書いたもの。「母の文字を残しておきたかった」という代表の言葉に、なんだか愛を感じられてホッコリしました。 大牟田を拠点に、周りを巻き込んで酒文化を支えていく「永野酒店 博多リバレイン店」。気に入ってしまう要素がてんこ盛りです。ぜひ一度足をお運びください。

元記事で読む
の記事をもっとみる