「やめてと言ってるのに…」下校時に友だちにランドセルを引っ張られる息子。相談を受けた私の行動は

息子が小学校1年生のころ、一緒に下校している友人がいました。初めは何事もなく下校して安心していたのですが、あるとき帰って来た息子の顔が曇っていることに気がつき……。息子と友人に起きた出来事をお話しします。

同じ方面に帰るお友だち

今小学校2年生になる息子が入学したばかりのころ、自宅が同じ方面で一緒に下校するようになった友人がいました。初めは「一緒に帰れるお友だちができて安心だな」と思っていたのですが、あるときから帰宅した息子の表情が沈んでいるようになりました。

何かあったのか聞くと、「お友だちがランドセルを引っ張ってくる。やめてと言ってもやめてくれない」と言うのです。詳しく聞くと、今までにも複数回同じことをされていて、転倒するほどではないが、引っ張られて嫌な思いをしていると言うことでした。息子自身は何もしていないと言うことなので、次の日から帰宅時間に途中まで迎えに行くことにしました。

大人の前ではやらない？

次の日の下校時間に息子を途中まで迎えに行くと、友人も一緒にいました。そしてその手は息子のランドセルを持ち、左右に息子を振るような感じで歩いていました。しかし私を見つけた途端、パッと手を離したのです。

その行為が悪いことだとわかっていたのか、その日はそれ以上息子に絡むことはありませんでした。その日以降もたまに迎えに行くようにしていたら、その子から引っ張られることはなくなったと息子から報告を受けることができました。

息子のことを考えると、別々に帰るという選択肢もあったかもしれません。しかし息子自身と相談し、そのときは大人の目で見守るという行動を起こすことにしました。結果的に効果はありましたが、今後もしっかりと見張りつつ息子の様子を見守っていこうと思っています。

著者：高山ななみ／10歳、8歳、5歳、3歳の4人の子どたちと夫との6人暮らし。医療系の資格を保有。医療の知識や子育ての経験をもとに、ライターとして活動中。

※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています（回答時期：2024年1月）

ベビーカレンダー編集部