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陣痛で必死の妻に「まだ産まれねえのかよ!」暴言を吐く夫を怒鳴りつけたある人物

  • 2024.9.6

産後に旦那さんに非協力的な態度を取られたことを許せない、いわゆる「産後の恨みは一生」と言われる言葉がありますが、出産をするときにも旦那さんの態度に対して恨みを抱く女性もいます。今回は、陣痛で苦しんでいる際に旦那さんに言われた言葉を未だに忘れられないという筆者の知人Tさんのお話です。

画像: 陣痛で必死の妻に「まだ産まれねえのかよ!」暴言を吐く夫を怒鳴りつけたのは、、、?

陣痛に苦しんでいると

当時Tさんは第一子を妊娠しており、いよいよ出産間近という頃でした。

「陣痛が強くなってきたの……」
自宅で入院の準備をしていたTさんは、予定より早く陣痛が来たため慌てて仕事中の旦那さんに連絡をしました。

「わかった、すぐ帰る!」
電話越しに旦那さんの焦った様子が伝わり、Tさんは陣痛の間隔を記録しながら旦那さんを待つことに。

「も、もう産まれそうなんですか!?」
職場から飛んで帰って来た旦那さんに付き添われて病院に行き、Tさんはすぐに医師の診察を受けました。
「まだ子宮口が開いてないな…… ちょっと時間がかかりそうです」
「え、そうなんですか?」
声も出せないほどの痛みに必死で耐えているTさんは、旦那さんと医師のやりとりを黙って聞いていました。

そしてその直後、旦那さんの信じられない発言を耳にすることになるのです。

旦那を叱りつけたのは……

「なんだ、まだ産まれねえのかよ! こっちは仕事を切り上げて来てるのに……」
Tさんはその発言にムッとしながらも、激しい陣痛のため何も言い返せず、ただ荒い呼吸を整えるのに必死でした。

すると突然、大きな声が響き渡ったのです。
「あのねえ旦那さん、お産を甘く見ないで! そんな簡単に産めるようなもんじゃないのよ、奥さんはこれから命がけであなたとの子どもを産むんですよ!」

その声の主は、Tさんの出産をサポートしてくれる助産師さんでした。
「時間通りにポンポン産めたら誰も苦労しないの! わかりましたか!?」
「あ…… なんかすみません!」
あまりの剣幕に、旦那さんは圧倒されてすぐに謝罪しました。
「私じゃなくて、奥さんに!」
「ご、ごめんな……」

謝って貰ったものの、Tさんはこの時の旦那さんと助産師さんのやりとりを、子どもが大きくなった今でも忘れられないそうです。

出産時は一体どんなトラブルが起こるかわかりませんし、母子ともに命がけです。

立ち会いをする際はどんなに時間がかかっても、思いやりと励ましの言葉だけをかけるようにして欲しいものですね。

【体験者:40代・女性主婦、回答時期:2024年6月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター:齋藤緑子
大学卒業後に同人作家や接客業、医療事務などさまざまな職業を経験。多くの人と出会う中で、なぜか面白い話が集まってくるため、それを活かすべくライターに転向。現代社会を生きる女性たちの悩みに寄り添う記事を執筆。

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