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重岡大毅と上白石萌音が8年ぶりの共演!夫婦の感動の実話を描く『35年目のラブレター』特報&ティザービジュアル

  • 2024.9.6

2003年に朝日新聞で紹介されるやテレビ、雑誌で取り上げられ、さらには創作落語になるなど様々な形式で広まり多くの感動を呼んだある夫婦の本当にあった話を映画化した『35年目のラブレター』(2025年3月7日公開)。本作より、追加キャスト、そして特報、ティザービジュアルが解禁となった。

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戦時中に生まれた西畑保(笑福亭鶴瓶)は十分な教育を受けることができず、読み書きができないまま大人に。保は自分を支え続けてくれた最愛の妻の皎子(原田)への感謝を自身で書いた手紙で伝えようと、夜間中学に通い始める。一から文字を習い、妻へのラブレターを書くために奮闘する夫と長年支え続けてきた妻の心温まる感動の実話がひも解かれていく。

今回、笑福亭鶴瓶と原田知世が演じる西畑夫妻の出会いを、重岡大毅(WEST.)と上白石萌音が演じることが明らかになった。『ある閉ざされた雪の山荘で』(24)、『禁じられた遊び』(23)で主演を務めるなど、俳優としての演技力でも近年高い評価を得ている重岡と、『夜明けのすべて』(24)や連続テレビ小説「カムカムエヴリバディ」、舞台「千と千尋の神隠し」をはじめ映画、テレビ、舞台とあらゆる分野で活躍する演技派の上白石。両者が共演するのは『溺れるナイフ』(16)以来、8年ぶりのこととなる。

重岡は上白石との共演について、「久しぶりに会ったはずなのに、気まずさも無く、はじめから信頼感がありました」と振り返り、上白石も「台本を読んだ際に保役は重岡さんぽいなと思っていたので、本当に(重岡さんに)決まったと聞いた時はさらに撮影が楽しみになりました」と再共演への喜びを明かしている。さらに、笑福亭鶴瓶と原田が演じる西畑夫妻の若かりし頃を演じることについても、重岡が「鶴瓶さんと似通ったものを感じてキャスティングしていただけたことが、めっちゃうれしかったです」とコメント。上白石は「原田さんの作品を拝見していましたし、歌が大好きでずっと聞いていたので、同じ役を演じられてうれしかったです」と、それぞれ同じ人物を演じることに対して込み上げるものがあったようだ。

本作の舞台は奈良で、関西弁の演技に挑戦したという上白石は「現場のスタッフさんに関西出身の方が多く、困ったらすぐ頼っていました。撮影を重ねるごとに段々関西弁に染まってきて本番以外でも関西弁になっていました(笑)。現場の温かい空気感が作品にも良い影響をもたらしていると思います」と現場の雰囲気についても言及。関西出身の重岡も「撮影前の本読みの時点で上白石さんの関西弁が出来上がっていて凄かったですよ!」と上白石の関西弁を絶賛している。2人の関西弁での掛け合いにも注目したい。

ティザービジュアルには笑福亭鶴瓶と原田、重岡、上白石それぞれの表情を配置。温かさとせつなさが交錯しているようで、「その手紙は、精一杯の愛でした。」というコピーからは文字の読み書きができない保の不器用ながらも幸せを教えてくれた最愛の妻、皎子への想いが感じられる。中央部には、保(笑福亭鶴瓶)と皎子(原田)がベンチで寄り添い合う後ろ姿が描かれており、35年間連れ添った夫婦の柔らかい空気感が伝わるビジュアルとなった。

本編映像初出しとなった特報映像は、保(笑福亭鶴瓶)と皎子(原田知世)の素朴で温かな日常の場面から始まる。どんな時も寄り添い支えてくれた皎子に感謝のラブレターを書くために、夜間学校に通う決心をした保。そして若かりし頃の保(重岡)と皎子(上白石)の出会いや苦悩も映しだされ、「今日から私があなたの手になるわ」と告げる皎子の姿からは保を支え続ける決意がうかがえる。一字また一字と書いては消し、また書くひたむきな保と、それを見るともなく見守る皎子の愛に感涙必至の物語を予感させる。

結婚35年の月日のなかで西畑夫妻が乗り越えてきた困難やかけがえのない幸せな時間を丁寧に描いた『35年目のラブレター』。今後の続報にも期待したい。

<コメント>

●重岡大毅(西畑保役)

「この役を演じるにあたり、僕と鶴瓶さんに似通ったものを感じてキャスティングいただけたことが、めっちゃうれしかったです。萌音ちゃんとは久しぶりに会ったはずなのに気まずさも無く、はじめから信頼感がありました。大変なシーンもあったのですが、塚本監督はじめチームがいたから乗り越える事が出来ました。読み書きを覚え、皎子さんにラブレターを書いて伝えるという保さんの決心に僕自身、勇気をもらいましたし、“なにかをやることに遅いなんてことはないんだ”というパワーに溢れた温かいメッセージがきっと作品を通してたくさんの人に届くんじゃないかなと思います。劇場でお待ちしております。ぜひ観にいらしてください」

●上白石萌音(西畑皎子役)

「原田さんの作品を拝見していましたし、歌が大好きでずっと聞いていたので、同じ役を演じられてうれしかったです。台本を読んだ際、保役は重岡さんぽいなと思っていたので、重岡さんとの共演が決まったと聞いた時はさらに撮影が楽しみになりました。関西弁での演技に挑戦したのですが、現場のスタッフさんに関西出身の方が多く、困ったらすぐ頼っていました。撮影を重ねるごとに、段々関西弁に染まってきて本番以外でも関西弁になっていました(笑)。現場の温かい空気感が作品にも良い影響をもたらしていると思います。この作品を通して、この人のためになりたい、一緒にいたい、なにかしたいと思う相手がいるのは、本当に幸せなことだと思いました。いまの時代だからこそ、手紙の温かさが改めて伝わると良いなと思います。撮影中も保さんと皎子さんのことを考えるだけで幸せな気持ちになりましたし、こんなに心温まるエピソードが実話だという事が本当に素敵だと思います。映画を観た方にもそれが伝わると思いますので、ぜひ映画館でご覧いただきたいです」

文/平尾嘉浩

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