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【ロキソニン】鎮痛薬を飲むタイミングは…? 産婦人科医に聞く「月経痛の軽減法」

  • 2024.9.5

月経が来るたび生理痛に悩まされている方は多いもの。そこで今回は、『みんなの生理痛プロジェクト』のセミナーで学んだ、産婦人科医の高尾美穂先生による「生理痛への対処法」をご紹介。憂鬱だと感じていた月経期間が少しでも楽になるよう、ぜひ実践してみてください。

産婦人科医に聞いた生理痛への対処

市販の鎮痛薬を飲むタイミングは…? 分かりやすく説明してくださった、産婦人科医の高尾美穂先生

毎月のように訪れる生理痛、憂鬱ですよね。筆者も生理が来るたびに痛みと戦い、憂鬱な気持ちに。何度経験しても慣れない痛みに嫌気がさしています…。

そこで、第一三共ヘルスケアの「みんなの生理痛プロジェクト」という取り組みを知り、セミナーに参加してみることに。今回のセミナーは「みんなの生理痛プロジェクト for TEEN」と題された中高生の保護者向けの内容でしたが、生理痛に悩むすべての女性にとって有意義な内容が盛りだくさん。特に、産婦人科医の高尾美穂先生が説明された「生理痛の対処法」については、すぐに実践したくなるものばかりでした。

そこで、セミナーで学んだ生理痛の対処法をご紹介! 少しでも月経期間を快適に過ごせるよう、ぜひ参考にしてみてください。

1. 体を温める

生理痛と冷えには密接な関係があり、体を温めることで痛みを軽減できるといわれています。カイロやブランケットで外側から温めるだけでなく、ハーブティーやココアなど、温かい飲み物を飲んで体の中から温めるのもおすすめです。とはいえ、温かければなんでもOKというわけではないよう。

高尾先生「温かい飲み物を飲む際に注意したいのが、カフェイン入りのもの。カフェインには血管を収縮させる作用があり、生理痛の辛さを助長してしまう可能性があるので、飲み過ぎには注意したほうがいいでしょう」

生理中にイライラしたり、気持ちが沈んだりする人は、好きな香りのハーブティーを飲むとリラックス効果を感じられるかもしれませんね。

また、半身浴しながらお腹をやさしくマッサージするのもおすすめとのこと。

高尾先生「経血が気になって浴槽に浸かることに抵抗がある方は、温かいシャワーをお腹にあてるだけでも痛みの軽減に役立ちます」

シャワーだけでも温められるのは、手軽でありがたいですね!

2. 体を動かす

血行が悪化していると、生理痛がひどく感じられることもあるよう。そのため、血の巡りがよくなるような軽い運動は生理痛軽減に役立つのだそうです。

高尾先生
「激しく運動する必要はなく、ストレッチやウォーキングなど負荷をかけずにできるものでOK。デスクワークが多い場合は、座りっぱなしを避けるだけでも効果があります」

とはいえ体調が悪く、動けないときは無理しないことが大切。まずは体をゆっくり休めて、回復したタイミングで無理なくできる運動を取り入れてみましょう。

3. 市販の鎮痛薬を試す

高尾先生「市販の鎮痛薬は最終手段とし、痛みが我慢できなくなるまで薬を飲まない方もいるかもしれません。しかし、市販の鎮痛薬は痛みを感じたらなるべく早く服用することが大切。痛みのもととなる物質が作られる前にブロックするのが適切なタイミングです。

また、市販の鎮痛薬は飲みすぎると効きづらくなると言われることもありますが、決められた用法、用量を守っていれば効きづらくなることはありません。我慢せず辛いときは頼ってください」

筆者はこれまでギリギリまで我慢してから飲んでいたので、驚きの情報でした。これからは我慢せず、早めに服用したいと思います…!

「みんなの生理痛プロジェクト」とは

今回のセミナーは、第一三共ヘルスケアが提案する「みんなの生理痛プロジェクト」から発信されているもの。このプロジェクトは、生理痛に悩む人だけでなく、社会全体に向けて発信されているもの。生理痛と正しく向き合える社会を目指し、さまざまな活動が行われています。

その活動のひとつが、鎮痛薬の正しい使い方を発信するというもの。鎮痛薬の使い方には誤解や不安を抱える人も多く、正しい知識をつけることで生理痛との付き合い方を見直すきっかけを提供しています。

さらに、生理痛で婦人科を受診するという選択肢を当たり前にするため、婦人科を身近な存在にする取り組みも行われています。「生理痛くらいで」なんて思わず、辛いときは専門家を頼れると安心ですよね。

生理期間は我慢をしない!

生理期間は、下腹部痛だけでなく、頭痛や腰痛などさまざまな症状に悩まされる人が多いもの。そうした痛みを我慢し続けていては、生理期間を毎回憂鬱な気持ちで過ごさなくてはなりません。

我慢するのが当たり前と思わず、頼れるものには頼ること。少しでも不安があれば、婦人科を受診するのもおすすめです。

加えて筆者は、生理期間はとにかく自分を甘やかすようにしています。生理期間になったら、食べたいものを食べて、やりたいことをやる。そう決めていると、生理期間がほんの少しだけ贅沢な期間のようにも感じられます。ご紹介した生理痛への対処法とあわせて、ぜひ実践してみてくださいね。

高尾美穂先生
産婦人科専門医・医学博士・婦人科スポーツドクター。女性のための統合ヘルスクリニック『イーク表参道』の副院長を務める。働く女性を支えるため、女性の産婦人科医に特化した産業医派遣、健康教育を提供する企業『株式会社はるうらら』を開業。

参考:「みんなの生理痛プロジェクト for TEEN」中高生保護者向けセミナー・ワークショップ

筆者情報

比嘉桃子
1992年生まれのフリーライター。化粧品検定1級を保有しており、美容ジャンルを中心に執筆中。いち消費者としてもコスメやスキンケアを愛する美容オタク。中でもリップアイテムを集めるのが大好きなリップマニアでもある。

文・比嘉桃子

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