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令和版・金田一耕助にふさわしい俳優は? 妄想キャスト予想(2)評価上昇中…頭脳派で変わり者の役にハマる男は

  • 2024.9.6
俳優の若葉竜也。写真:宮城夏子

日本ミステリー界の草分け的存在である横溝正史。彼が生み出した名探偵、金田一耕助は、これまで幾度となく映像化され、延べ28人の役者たちが演じてきた。そこで本記事では、現代の日本で金田一耕助に合う俳優5名を編集部が独断で選出。新たな“横溝ワールド”を生み出すかもしれない俳優は一体誰なのか。第2回。(文・編集部)

●若葉竜也

金田一耕助シリーズは、1947年以来、22回に渡って映画化されてきた。しかし、2006年公開の『犬神家の一族』(市川崑監督)以来、およそ20年にわたって制作されていない。もし、映画版が再び制作されたら、金田一耕助役はこの役者で決まりだろう。『アンメット ある脳外科医の日記』(2024、フジテレビ系)で注目を集めた若葉竜也だ。

大衆演芸一家に生まれた若葉は、わずか1歳で舞台を踏んで以来、大衆演劇をメインフィールドに活躍してきた。近年は、『葛城事件』(2016)や『愛がなんだ』(2019)、『市子』(2023)など映画でも活躍しており、映画ファンを中心に注目を集めていた。

上述の『アンメット』は、そんな若葉が2021年にNHKで放送された『群青領域』以来約3年ぶりに出演した連続ドラマであった。民放のドラマの出演はあまりないことからかなり注目が集まった。

近年を代表する医療ドラマとして方々から高い評価を獲得したこのドラマで若葉が演じたのは、頭が切れるが変わり者の脳外科医、三瓶友治。無精ひげを生やしたどこか粗野なイメージも相まって、どこか金田一耕助に通じる部分がある…と言ったら牽強付会だろうか。

視聴者に媚びない、骨太な演技が魅力の若葉。彼なら、キャラクターに気品をにじませた新たな金田一像を生み出してくれるに違いない。

(文・編集部)

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