100円ショップ店員の名札が「STAFF」に統一されていた…カスハラ対策にXでは歓迎する声

あるX（Twitter）ユーザーが100円ショップに行ったところ、店員さんの名札がすべて「STAFF」となっていたことに気づき「働く人への配慮を感じた」という投稿が話題になっている。

このユーザーが訪れた100円ショップだけでなく、最近はコンビニやカフェの店員の名札も「スタッフ」や「クルー」などの実名でない表示になっていたという報告もある。ある店では客から店員へのカスタマーハラスメント（カスハラ）に関する注意文も掲示されていたそうだ。

実際に一部のコンビニでは名札に実名を表示しない方針に切り替えられている。ローソンでは2024年6月4日から、店舗従業員の名札の表示をアルファベットによる任意の文字やイニシャルでの表記を可能とすると発表した。理由としては店舗で働く従業員をカスハラから守り、安心して働ける環境を整備するためということだ。

Xでは販売・接客の仕事において、名札をつけていたことでカスハラを受けた経験も語られている。「変わった名字だったから地図で家を特定されたことがある」「Facebookで探されて友達申請された」といった話や「気に入らないことがあると、名前を覚えたからなと言う人は本当に実在する」というように、一部の客による嫌がらせを受けた話が報告されていた。

名札に実名を表示しない対策についてXユーザーからは「どんどん広まってほしい」「いい取り組み」と歓迎する声が多くある。

また「どうせ客側も店員を呼ぶ時『店員さん』呼びだし、店員とわかるなら名札の内容は（イニシャルなどでも）十分」と、客としても不便なことはないという意見があった。

働く人にとっても客にとっても支障がないのであれば、今後もこの取り組みが広まって欲しいものだ。

文：トゥギャッターオリジナル記事編集部 編集：Togetterオリジナル編集部