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Xでたびたびバズってる「安い刺身が劇的に美味しくなるライフハック」を試してみて思ったこと

  • 2024.9.6

Togetterオリジナル編集部のふ凡社です。

どうしようもなくお刺身を食べたくなったので、夜のスーパーで値引きされたお刺身を適当に買ってきた。

うひひ美味そうじゃ 出典:Togetterオリジナル

最近X(Twitter)で「お刺身を美味しく食べるライフハック」がバズっていた。その方法とは、

お刺身を水で洗ったのち、酒と塩を揉みこんで水気を切る
出典:Togetterオリジナル

というもの。これだけで「どんな安い刺身を買っても美味しすぎる刺身に早替わりする」というのだ。ほんまかいな。

このライフハック自体は過去にもたびたびXでバズっているので、知識としては知っていたが、やったことはなかった。ちょうど良い機会なので、実際に試してみよう。

5つくらい気になるポイントがあるが、果たして…

まず刺身をボウルに入れて水でさっと洗って、ザルで水気を切る。水で洗うことで、ぬめりや臭みを軽減することができるそうだ。

水がだいぶ白く濁る 出典:Togetterオリジナル

続いて、洗った刺身をキッチンペーパーで拭く。

崩れないよう慎重に並べる 出典:Togetterオリジナル

刺身をボウルに戻し、日本酒と塩をまぶす。さまざまな類似情報を見比べたところ、お刺身10切れに対して塩2つまみ、酒小さじ1くらいの割合でまぶすと良いようだ。今回は、20切れくらいあったので、塩3つまみ、酒小さじ2くらいまぶしてみる。

酒と塩を揉みこむ 出典:Togetterオリジナル

塩と酒を軽く揉みこんだら、再びキッチンペーパーでさっと水気を拭く。作業自体はこれで終了だ。簡単。

今回のライフハックを試すにあたって、以下の5点が個人的に気になるポイントだった。

・魚の臭みは本当にこれだけで取れるのか
・刺身が水っぽくならないか
・食感が損なわれないか
・酒と塩で刺身に味がついてしまわないか
・種類の違う魚を一緒に洗っちゃったけど、香りや風味がごちゃ混ぜになったりしないか
出典:Togetterオリジナル

はたして、その仕上がりはいかに。いざ実食だ。

お刺身盛り付けるのって難しいな 出典:Togetterオリジナル

刺身のポテンシャルが底上げされている

まずはカツオの刺身から。

しっとり&むちむちしている 出典:Togetterオリジナル

あれ、確かに全然違うな!?

食べてみるとこれがすごい。パックの刺身にありがちな「ちょっと気になる生臭さ」が消え、代わりに赤身の香りが強まっている。身からは水分が程よく抜け、しっとり&むちっとしている。酒や塩の味うつりはほとんど感じない。純粋に、刺身としての旨味が底上げされている感じがする。

他の刺身を食べてみても同様だった。気になっていた、香り移りなども特に気にならなかった。

噂通り、明確に美味しくなっている。なんだこれは。素晴らしいじゃないか。

効果のほどはバッチリだった。ただ、一つ言わせてほしい。

準備は正直、メンドイ。

刺身を一つ一つキッチンペーパーに並べて水けを拭きとるのがけっこう大変なのだが、これを2回もやるとなると割と面倒だ。さらに、刺身の種類によっては身が崩れないように慎重に扱う必要がある。さらにさらに、生魚に触れる機会がどうしても多くなるので、衛生上、食品用の手袋などもしたほうがいいだろう。

二度水気を拭かなきゃいけないってのがな~ 出典:Togetterオリジナル

お刺身のランクアップという点では素晴らしいライフハックだが、精神的に余裕がある時でないとやらないかなと思うくらいには手間がかかった。

忙しい日常の中でもサクッと試せるライフハック!とは言えないが、「今日は多少手間がかかっても美味しい刺身が食べたいんだ。家で。」という時には大変オススメ。そんな所感だった。気になった人は試してみては。

文:ふ凡社 編集:Togetterオリジナル編集部

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