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岡田准一の大ヒット作を“時短視聴”でおいしいとこ取りできる再編集版<SP>

  • 2024.9.5
「SP 警視庁警備部警護課第四係」 (C)フジテレビ
「SP 警視庁警備部警護課第四係」 (C)フジテレビ

【写真】「SP」出演をきっかけにアクションを習得し始めた岡田准一

連続ドラマで人気を博した作品がシリーズ化して、その後映画化されるという流れは今や珍しくない。当時、土曜23時台で放送されていた岡田准一主演連続ドラマ「SP 警視庁警備部警護課第四係」(2007年、フジテレビ系にて放送)は高視聴率を獲得し、後に「SP THE MOTION PICTURE 野望篇」(2010年公開)と「SP THE MOTION PICTURE 革命篇」(2011年公開)と劇場版が公開された。

現在FODでは連続ドラマ全11話とスペシャルドラマ2作を配信中。「SP―」の世界観を最短で味わえるスペシャルドラマの内容を紹介する。 (以下、ネタバレが含まれます)

病院占拠や都知事襲来事件などで活躍してきたSPたち

「SP―」は、1話あたり36分(第1話は時間拡大)というスピーディーな展開で、テロリストから警護対象を守るSPたちの活躍が描かれる。病院占拠事件や、都知事襲撃事件など各エピソードが1話完結の場合もあれば、3話にわたり重厚に描かれるエピソードもあり、先の展開が読みにくい自由さも当時の視聴者を夢中にさせた。

FODでは現在、人気のフジテレビドラマを続々と配信する「#ドラ活 浸れ、超自分的ドラマ生活。」を開催中。キャンペーン期間に懐かしいヒット作を一気見するのも楽しいだろう。今作の演出が凝っている部分は連続ドラマの後に放送されたスペシャルドラマにも感じられた。

連ドラで起きた事件を時系列順に再編集

「SPスペシャルアンコール特別編」は、23時台の連ドラ全11話を時系列で再編集し、そこに新撮も加えて放送した総集編。今までのアクションシーンを一挙に観ることができるのはもちろんのこと、井上(岡田准一)の過去、警護に心血を注ぐ尾形(堤真一)が心の闇に傾く瞬間、そして公安・田中(野間口徹)の動きなど、ストーリーに散りばめられていた“伏線”の数々に改めて気づかされる“アンコール特別編”である。連ドラがさらに凝縮してあり、一気見すら時間のない人はこれを見れば「SP」の世界観が十分に得られる。

首相暗殺未遂事件数日後、井上が公安の室伏(春田純一)と田中から取り調べを受ける。井上は室伏にうながされて“SPの特別訓練”を経て警護課第4係に配属されてからの、重要事件の警護経緯を語らされる。なぜ誰よりも早く攻撃に気づくのか、なぜ井上の配属後からテロが続発しているのか、なぜ首相暗殺未遂で謎の模擬弾が撃ち込まれたのか、そして、井上の両親が殺された過去のトラウマについても踏み込まれる。

迫力満点の劇場版を休日のSPたちの姿と共に見せる「―革命前日」

さらにお得感の高いスペシャルドラマは「SPスペシャル革命前日」。劇場版の「SP野望篇」を凝縮したダイジェスト版であると同時に、映画「SP革命篇」で描かれる事件前日の井上、笹本(真木よう子)ら警護課四係のメンバーそれぞれの様子や、尾形、テロリストたちの動向、尾形の真相に迫る公安の田中の動きなどを描く。連ドラではスーツ姿のみだった警護課のメンバーが休日の私服姿で登場し、プライベート部分が初めて明かされるなど、新鮮なシーンも見どころだ。

井上が信頼していた上司、尾形の本性が連ドラの最終話と劇場版で覆るのが「SP」シリーズ最大の謎であり、劇場版の大きな本軸。スペシャルドラマの中の井上たちは、24時間後に前代未聞の事態が日本を揺るがそうとしていることをまだ知らずにいるため、緩急ある作品全体を味わうことができるだろう。

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