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子連れ再婚の道端アンジェリカさん(38)、離婚を経て実感した「子どもたちの幸せは母親が笑顔であること」

  • 2024.9.5

ステップファミリーとは、子連れで再婚、同居してできた新しい家族のこと。40代のシングルマザーの再婚率は令和4年には1割を超え、年々増加しており、ステップファミリーも増えています。血の繋がりのない者同士が、どうやって新しい家族の形をつくっていくのかを、当事者のみなさんに語っていただきました。

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昨年2月に再婚を発表された道端アンジェリカさん。新しい家族を築く上で最も大切にしてきたのは、2人の息子さんのことでした。

「現在の夫と出会ったとき、長男は2歳、次男は生後4カ月。彼らが自然に夫を受け入れたのは幼さもあったかもしれませんが、常に夫が2人を尊重してくれていたからだとも思っています。結婚前も後も、常に4人で一緒に過ごし、その時間を大切にしてきました。最優先は常に子供たち。彼といるときや日常生活で子供たちに違和感を覚えれば、すぐに気づきます。そんな瞬間が一度でもあったなら、再婚という選択はしていませんでした」。

一度目の結婚を経て実感したのは、「子どもたちの幸せは母親が笑顔であること」です。

「最初の結婚では、夫婦間のパワーバランスが崩れてしまったことで、笑顔が消え、自信を喪失し、まるで自分じゃないように感じていました。長男がどれだけ理解していたか分かりませんが、私の姿や不穏な空気から何かを感じ取っていたと思います」。

父親との記憶が少ない2人の息子さんたち。そんな彼らが母親の笑顔を引き出し、一緒にいて「楽しい」と感じる存在を好きになるのに時間はかからず、自然とご主人を「パパ」と呼ぶようになったそう。

「実は夫も再婚で、一緒に住んではいないものの、2人の息子たちより年上のお子さんが1人います。定期的に息子さんと会っていた夫に、皆で一緒に過ごすことを提案したところ、とても喜んでくれました。ただ、実現したものの、様々な思いが交錯し、その後、皆で会うことは難しくなってしまったんです。父親の新しい家族と会うことに息子さんに葛藤があったのかもしれませんし、それぞれの立場による考え方の違いもあります。残念ではあるけれど、私はいつでも大きく手を広げて待っていようと思っています。夫が私の息子たちを大切に思うように、彼の息子も私にとって大切な家族の一員だから」。

道端さんの子育ての根底にあるのは、「子どもは皆で育てよう」という思いです。「欧米では、どんなときも子どもが第一優先。他人であっても、子どもという存在をしっかり育てようという共通認識があります。ステップファミリーの『ステップ』とは、次のステージに向かうというポジティブな言葉ですよね。夫婦間の問題は子どもには関係なく、子どもの幸せを願うなら、様々な思いや立場の垣根を越えていく必要があるのかもしれません。家族のメンバーが3人から4人になり、愛や幸せが増えただけでなく、何より夫が私の笑顔をたくさん引き出してくれます。もちろん、子どもたちの笑顔も倍増! 再婚したことで、それを強く感じています」。

<編集後記>美しい笑顔の先にあるのは、子どもたちの溢れんばかりの笑顔

「スリムな道端さんが3歳の息子さんを肩車したときは驚きましたが、息子さんは大喜び! 長男さんはアンジェリカさんを愛おしそうに見つめ…2人がどれだけママを大好きか、そしてアンジェリカさんがどれだけ2人を愛し、慈しんでいるかが容易に理解できます。家族に新たなメンバーを迎え、家中に愛が溢れかえっていました!」(ライター 上原亜希子)

撮影/BOCO ヘア・メーク/山口理沙(プラスナイン)取材/上原亜希子 ※情報は2024年8月号掲載時のものです。

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