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伊藤沙莉から橋本環奈にバトンタッチ、朝ドラのヒロイン交代

  • 2024.9.5

連続テレビ小説(NHK朝ドラ)恒例のバトンタッチセレモニーが9月4日、「NHK大阪放送局」(大阪市中央区)にておこなわれた。

『虎に翼』主演の伊藤沙莉(左)と『おむすび』の橋本環奈(9月4日・NHK大阪放送局)

会場には、現在放送中の『虎に翼』(最終回は9月27日)で主人公・佐田(旧姓:猪爪)寅子を演じている伊藤沙莉と、9月30日からスタートする『おむすび』の主人公・米田結(よねだゆい)を演じる橋本環奈が登場。

セレモニーの前半では恒例の「プレゼント交換」がおこなわれ、伊藤からは寅子の赴任先・新潟県の名産品で、栄養士を目指す結にちなんだフライパンと名前入りカトラリーセットが、橋本からは物語序盤の舞台である福岡県糸島のロケ地の近くで採れた新鮮な野菜や果物の詰め合わせが贈られた。

伊藤沙莉から笑顔でバトンを受け取る橋本環奈(9月4日・NHK大阪放送局)

この日が初対面だったという2人。互いの第一印象については、「伊藤さんのことを勝手に好きでした」(橋本)、「あ、橋本環奈だ! と思いました(笑)」(伊藤)と話し、代々の朝ドラ主人公が引き継いできたキラキラ光るバトンで引き継ぎをおこなった。

約1年間の撮影を経て、朝ドラ110代目主人公・寅子を走り切った伊藤は、「自分が思っていない疲れに気づく瞬間があるかもしれないけれど、自分を大切に、自分に優しくしてあげて、撮影を楽しんでほしいと思います」と、橋本にエールを贈った。

これに応じて橋本は、「いただいたフライパンで糸島の野菜を調理する会を一緒にしたいですね。撮影中は、消え物(料理)が本当に美味しくて、カメラが止まってもずっと食べています。放送はまだまだ先だと思っていましたが、(バトンを受け取って)本当に始まるんだな、という感覚になりました」と、笑顔。

111作目となる『おむすび』は、平成時代にギャル文化と出会った主人公・結が、やがて栄養士となり、「目には見えない大切なもの(縁・時代・人)」を次々と結んでいく物語。脚本は『パリピ孔明』『正直不動産』シリーズなどの脚本を担当した根本ノンジが手がける。

取材・文・撮影/佐野華英

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