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ダニエル・クレイグ、ルカ・グァダニーノ監督作『Queer』で挑んだセックスシーンへの覚悟

  • 2024.9.4
"Queer" Photocall - The 81st Venice International Film Festival

ルカ・グァダニーノ監督による最新作『Queer(原題)』をヴェネチア国際映画祭でお披露目したダニエル・クレイグ。ウィリアム・S・バロウズによる1985年の同名小説を原作とする本作は、1950年代のメキシコシティを舞台に、「小さなアメリカ人コミュニティ内の数人と連絡を取り合う以外は、ほぼ孤独に生きてきた」アメリカ人駐在員のリーが、「街にやって来たばかりの若い学生ユージーンと出会ったことで、初めて他人と親密なつながりを築く可能性を見出す」という物語だ。

記者会見に出席したダニエルは、ドリュー・スターキーと演じたセックスシーンについてこう語った。「皆さんもご存じの通り、セックスシーンの撮影は親密とは程遠いものです。その場にいる皆の視線が注がれますから。僕らはできる限り、感動的でリアル、自然なものにしたかった。ドリューは共演者としてすばらしく、素敵な美しい俳優です。僕らは笑ったように思います。楽しもうと心がけました」

"Queer" Red Carpet - The 81st Venice International Film Festival

20年前に知り合い、ついにタッグが実現したというグァダニーノ監督は、ダニエルについて、「惜しみなくアプローチ」を行い、「自分の脆さをさらけ出すことことをいとわない非常に稀な俳優だ」と評する。また『ヴァラエティ』の取材に対し、こう語っている。「彼は正直に言って、同世代の中で最も偉大な俳優の一人です。非常に緻密で奥深く、それでいて美しく普遍性もある。彼から、やる気がある、映画のために求められることは何でもすると言われた時は、自分の幸運を噛みしめました」

Text: Tae Terai

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