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プロの仕事服。農家・柳田大地

  • 2024.9.5
農家・柳田大地

山と畑の両フィールドを行き来できるギア

柳田大地(農家)

今や農業も多様性の時代。山と畑を行き来する、昔ながらの自然農法で野菜を育てる柳田大地さんは、両フィールドで頼れる強靱なギアを追い求めている。

「実は農家の生命線は長靴なんです。ウェア以上に消耗が激しくて、農家に転身してからの6年間で10足以上試してきました。そんな中で、鋭く尖った篠竹(しのだけ)を踏んづけても傷一つ入らなかったのは、この〈エーグル〉だけ。朝露で濡れた地面でもグリップ力は抜群で、本当に重宝しています」

あとは、普段着の上からオーバーオールをガバッと穿くだけ。

農家・柳田大地
湿度や土の硬さなど手触りの感覚を農作業に生かすため、常に素手。

「毎日のこととなると、自宅を出入りする時にパッと脱ぎ着できる手軽さも重要な要素に。だから、年中オーバーオール。かがむことが多いので、ヒザが突っ張らないダボッとしたシルエットが理想です。中でも〈ディセンダント〉のものが1軍。厚手で丈夫なうえに、破れたらリペアしてくれるので、気にせず思いっきり動ける」

農家・柳田大地
籠いっぱいの落ち葉を背負い、畑へ。
竹と藁で囲った踏み込み温床
竹と藁(わら)で囲った踏み込み温床。集めた落ち葉は、温床の原料となり、翌年には肥料として畑にまかれる。
〈FORTY PERCENT AGAINST RIGHTS 〉のコーチジャケット
朝夕の温度管理のため、冷気をシャットアウトするコーチジャケットを納屋に置いている。
〈ソウファーム〉のニンジン
不耕起栽培で育った〈ソウファーム〉のニンジンは大小さまざまで、肉質が柔らかく甘味が強い。

仕事服
〈ディセンダント〉のオーバーオール
〈エーグル〉の長靴

コーチジャケット

profile

柳田大地(農家)

やなぎだ・だいち/1988年埼玉県生まれ。2018年、アパレル勤務を経て農家に転身。農業を軸に自然と共生する暮らし方を提案する〈ソウファーム〉主宰として、埼玉県小川町を拠点に活動。
Instagram:@sou_farm

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