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帰省中、義母に「手伝います」と言ったら「座ってて」と返答。後から夫に「あれは手伝うべきだった」と言われ…どうすべきだったのでしょうか?

  • 2024.9.5

パートナーにも問題意識を持ってもらって、家族で乗り越えよう。【臨床心理士・南舞さんのあるある! 心の相談室】

katleho Seisa

義理実家での振る舞い、何が正解?

相談者Yさん:私が悪いの? 何が正解だったのか......

お盆に義理実家に帰省した時の話です。食事の準備に台所に立つ義母に「手伝います」と言ったのですが、「いいのよ、座ってて」と言われ、お言葉に甘えて手伝わずに、子どもの相手をしていました(「何かあればいつでも声をかけてくださいね!」と一応声をかけることはしました)。

自宅に帰ってから夫に「あの時はいいって言われても、手伝ったほうがよかったよね」と言われてしまいました。今になってそんなことを言われても......と思いつつ、私の気が利かなかったのかな? とか、無理にでも手伝えばよかったのかな? とか。いろんなことを考えてしまっています。

あの時私は、どうするのが正解だったのでしょうか。

臨床心理士・南さん:Yさん、お悩みありがとうございます。まずは義理実家への帰省、大変お疲れさまでした。義理実家ということで、気を遣う場面も多かったと思います。

まずは、気を遣う場面を乗り切ったご自分を労ってあげてほしいです。そして、Yさんが遭遇した、「いいのよ、座ってて」と言われてしまうこの場面、これってどう振る舞うべきなのか、葛藤する人が多いと思います。きっとYさんも、何が正解なのか迷いながら選択されたんだろうなと思いました。

それなのに、そのことについてご主人に後出しで指摘されるというのは、さらにしんどかったのではないでしょうか。この件については、「今になってそんなふうに言われると困ってしまう」など、はっきりとご自分の気持ちを伝えて良いと思います。今回の帰省の時間を巻き戻すことはできなくても、今後義理実家に帰省する機会は幾度となくありますし、次の帰省の時にYさんの精神的な負担が少しでも軽くなるお手伝いができたらと思い、私なりに対応策を考えてみましたので、参考になれば幸いです。

Johner Images

義理実家での振る舞い、うまくいくヒント

義理実家での振る舞いについてはこれと言った正解もなく、悩ましいところもあります。しかし、パートナーと話をし、少しサポートをしてもらうことによってうまくいくことも。そこで、パートナーとの間でできることをご紹介します。

(1) パートナーに気持ちを話して、協力体制を作る

まずは、Yさんが義理実家でどう振る舞うと良いのか悩んでいることを伝えてみてください。そして、この問題を解消するには、「あなたの協力が必要なのでサポートしてほしい」と話してみましょう。Yさん個人の問題ではなく、家族の問題であるという意識を持ってもらうことから始めてみてください。

(2)パートナーにアドバイスをもらう

義母の性格や行動はパートナーの方が分かっているので、そんな対応をすると良いか、パートナーからアドバイスをもらってみると良いかもしれません。アドバイスをもらうときは、Yさんがどう動けば良いのかまで、できるだけ具体的に答えてもらいましょう。

(3)してほしいことをパートナーに事前に伝えておく

Yさんがパートナーにしてほしいことを伝えてみるのも良いと思います。例えば、「お義母さんが本当はどんなことを望んでいるのか聞いてみてほしい」「またお義母さんに座っていてと言われたら、こんなふうにフォローに入ってほしい」など、できるだけ具体的にお願いすると、パートナーもフォローしやすいかも。

izusek

気遣い以外にも、何か背景があるのかも

「休んでいて」の言葉の背景には、Yさんに対する気遣いの気持ちもあるかもしれませんし、あるいは、自分なりのやり方やルーティンがあって、それを崩したくないために自分でやりたいと思う場合もあるのかもしれません。

でも結局のところ、義母の本心は義母にしか分からないものです。いろいろ悩むところはあるかもしれませんが、言葉の真意を探ろうとすればするほどYさんがしんどくなってしまいます

なので、義母の言葉を素直に受け止め、それに従って行動するのも決して間違いではないと思います。

今回の帰省でYさんがすでにされていたように、「何かあれば声をかけてください」という声かけをし、手伝いが必要そうな場面ではお手伝いをするということで、十分役割を果たしていると思います。

パートナーの協力を得ながら、義理実家でのちょうど良い過ごし方を見つけていけることを願っています。

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