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上手に周りを頼ることも必要です。子育ての悩みを抱え込まず客観的に我が子を見てくれる仲間の存在を大切に。

  • 2024.9.4

子育ての悩みを抱え込まないで

今の時代・環境・社会で子どもを育てることは至難の業です。子育てには人手を要します。ママとパパだけで頑張りすぎず、上手に周りを頼りながら、いろんな大人に関わってもらいましょう。

現代はいろんな価値観で溢れ、選択肢も増えています。「学校」を例に挙げても、行くことが当たり前の時代ではなくなり、行かないことを選択する子どももいます。今回は、登校を促すことを前提にまとめていますが、そもそも学校の環境が我が子に合っているのか?という部分から悩んでいる方もいらっしゃるかもしれません。親の価値観と子どもの価値観も異なります。どうしていいのかわからない・・・という時には‘より多くの人との関わりが子どもの心・体・脳を育てる’ということを思い出してください。学校以外で、そのような環境が得られるのなら、お子さんはしっかりと育つことができます。まずは、子どもが何に反応しているのかを確認し、どのような場面なのかを見極められると、対応がわかってきます。

(1)成長が求められる場面
(2)環境が合っていない場面
(3)休息が必要な場面

多くの場合、(1)であることが多いです。経験不足によって、人間関係がこじれていることもよくあります。傷つきから守るだけでなく、乗り越えられるような体験にしてもらえると、同じようなことがあった際には自分で解決できるようになります。傷はかさぶたができ、元の状態に戻ります。子どもの心も同じです。

それでもやっぱり辛いとなると(2)なのかもしれません。思い切って環境を変えるのも、選択肢の一つになるでしょう。環境を変えることが怖いこともあります。
何が嫌なのか、何が辛いのかもわからないこともあります。そのような時は(3)なのかもしれません。頭で考えすぎて、自分の心と体の声が聞こえなくなっている時です。「何もしない」ことが必要な時もあります。これらの判断は親だけでは難しいです。客観的に我が子を見てくれる仲間をたくさん見つけてください。親にはできない声かけなどしてくれる大人の存在は、子どもにとっても親にとっても、とてもありがたいものです。

執筆者

ママ広場


鎌田 怜那
一般社団法人マミリア代表理事
臨床心理士・公認心理師

子どもの‘発達する力’に魅了され、その魅力を伝える活動をしている。
昨今の育ちの環境に危機感を覚えつつも、愛情深い母親たちの出口の見えない悩みに、道筋を示せるよういろんな方法で情報を発信している。
自身も3児の母でもあり、支援しつつも支援してもらいながら、思い通りに行かない子育てを楽しんでいる。
悩んでいるうちに、子どもは大きくなりますよ!子どもと、仲間と一緒に発達していきましょう!!

一般社団法人マミリア
https://www.mamilia.jp

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