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冷凍パン“復活術” フライパンで焼きたてを再現できる!? 食べたい食感で選ぶリベイク方法3選!

  • 2024.9.4

冷凍パンが復活!

冷凍パン“復活術”
冷凍パン“復活術”

パン屋さんで買ったリッチなパン、お買い得なときに買いだめした食パンなど、一度では食べきれない量のパンを保存しておくには冷凍が欠かせません。冷凍パンの温め方を間違えると、パサパサ・ボソボソとおいしさを失った残念な食感に……。おいしさを取り戻す冷凍パンの上手なリベイク方法3つを紹介します。

(1) バゲットやカンパーニュなどのハード系パンや、ベーグルや食パンなどのセミハード~ソフト系パンなど、どんなパンでもおいしくリベイクできるのがトースターです。トースターで冷凍パンを焼きたてのようにするには、水分を加えるのがポイント。凍った状態のパンに、スプレーボトルで軽く霧吹きをしましょう。スプレーボトルがない場合は、キッチンペーパーを湿らせて、パンの表面を軽くたたく感覚で水分を加えるのが手軽な方法です。パン表面がびちゃびちゃになるほど湿らせる必要はありません。スプレーボトルを使うなら1スライスあたりひと吹き、キッチンペーパーを使うなら4~5回たたく程度で十分です。

(2) せいろをはじめとした蒸し器を使うリベイクは、ベーグルや食パン、菓子パンなど、ふんわり・もっちり食感が持ち味のパンにぴったりです。蒸すことにより、手間を加えなくても水分を取り戻し、出来立てのようにやわらかな食感を再現できます。ハード系は4~5分、ソフト系は2~3分蒸すのがちょうどいいリベイク時間です。蒸し器のスペースに余裕があれば、卵やチーズ、野菜などを一緒に入れると、あっという間にモーニングプレートが完成します。蒸し器を使ったリベイクは、口当たりのいい柔らかさを取り戻す方法なので、クラストのパリッとした食感を味わいたいときには不向きです。また、クロワッサンやデニッシュなどのサクサク食感も失われてしまうので注意!

(3) トースターや蒸し器がない方人や、もっと楽にリベイクしたい人にぴったりなのが、フライパンを使ったリベイクです。十分に熱したフライパンに、食べやすい大きさ・厚みにスライスしたパンを入れ、10~15mlの水を入れます。焼き色が付いたら裏返して1~2分加熱するだけでOK。フライパンを使ったリベイクは、ハード系パン向きです。たとえば、ハード系パンのなかでもクラストのバリッとした食感が心地いいバゲットは、輪切りではなく水平切りやななめ切りにして、押さえるように焼き色を付けるのがポイント。水分量の多いロデヴは、水を入れたあとにフタをして蒸し焼きにすることで食感が復活します。

(4) 数日保存したパンのおいしさを取り戻すには、リベイクだけではなく適切な冷凍方法も大切です。チェックしておきたいポイントは3つあります。「あらかじめ食べやすい大きさ・厚みにスライスしておく」「1個または1食分ずつラップできっちり包む」「気密性の高い保存袋に入れる」です。冷凍パンは解凍せずリベイクするので、あらかじめ食べやすい大きさにスライスします。冷凍庫内の匂いの付着や、水分の蒸発を防ぐために、ラップと保存袋の2重構造にしましょう。

(夏木紬衣)

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