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プロが選ぶ「身近な死の危険」を描いた恐怖映画の傑作(2)再生回数1億超え…斬新な仕掛けが最高の一本とは?

  • 2024.9.4
女優のテリーサ・パーマー【Getty Images】

ホラー映画紹介Vtuver・ミミカ・モーフ氏に、配信で観られる映画作品の中から「本当に怖い映画」を厳選してご紹介いただく本企画。今回は、通常のホラー映画では味わえない、一風変わった恐怖を描いた作品をセレクト。鳥による突然の襲撃、感染症、幽霊目線で進む異色ホラーなど、ユニークな5本をご紹介する。第2回。
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『ライト/オフ』(2016)
上映時間:81分
製作国:アメリカ
監督:デビッド・F・サンドバーグ
脚本:エリック・ハイセラー
キャスト:テリーサ・パーマー、ガブリエル・ベイトマン、ビリー・バーク、アレクサンダー・ディペルシアブレット、マリア・ベロ

【作品内容】

経営者のポールは、会社の倉庫で謎の死を遂げる。ポールの妻であるソフィー(マリア・ベロ)は精神を病んでいる。息子のマーティン(ガブリエル・ベイトマン)は、毎晩のように母親が暗闇に向けて話しかけているのを聞き、その近くにいる何者かの影を見る。マーティンは寝不足がたたり、授業中に居眠りを繰り返す。母親の代わりに呼び出されたのは、姉のレベッカ(テリーサ・パーマー)だ。実家を出て、1人暮らしをしているレベッカは、一晩だけマーティンを泊めることに。その晩、不気味な物音で目を覚ましたレベッカは、暗闇の中で動く影を見るのだが…。

本作の元となったのは、スウェーデンの映像作家、デヴィッド・F・サンドバーグが2013年にネットで発表し、1億5000万回超えの再生数を稼ぎ話題となった短編映画。サンドバーグ自身がハリウッドで長編映画化した。

登場人物全員が素晴らしい善人ばかりであり、ホラー映画にしては珍しく、幽霊よりも人を応援したくなる。

幽霊が嫌いになるレベルの素敵な人しか出てこないので、酷い人間ばかりのホラー映画に飽き飽きしている人には是非ご覧になっていただきたい。

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