1. トップ
  2. 恋愛
  3. 武居由樹、比嘉大吾との死闘を制し初防衛成功 井上尚弥に“勝利のバトン”繋ぐ

武居由樹、比嘉大吾との死闘を制し初防衛成功 井上尚弥に“勝利のバトン”繋ぐ

  • 2024.9.4
井上尚弥(左)、武居由樹 撮影:SPREAD編集部
SPREAD : 井上尚弥(左)、武居由樹 撮影:SPREAD編集部

WBO世界バンタム級王者の武居由樹が3日、有明アリーナで元WBC世界フライ級王者でWBO世界同級1位の比嘉大吾と対戦。フルラウンドに渡る激闘の末、判定3-0でタイトル初防衛に成功した。

■武居が世界タイトル初防衛に成功

武居の初防衛戦は、フルラウンドに渡る激しい打ち合いの末、判定勝ちとなった。
第1ラウンドは静かな立ち上がり。武居は遠い間合いからリードジャブを放ち、対する比嘉はパンチを打ちつつ距離を詰める。
第2ラウンドでは一転激しい打ち合い。武居が遠い間合いからボディに打ち込むが、比嘉のパンチを顔面に被弾。しかし武居は応戦せずに、ジャブでコーナーに誘導するなど冷静さは失わない。
第3ラウンド、武居が距離を詰める比嘉に強烈なアッパーを放つ。プレッシャーをかける武居。第4ラウンドは武居がロープに追い込まれ比嘉の連打を受け、場内がざわめく場面も。武居はピンチを脱すると、身体を脱力させ自らのペースを調えた。
第6ラウンド、互いに自分の距離に持ちこみたい両者。武居はアッパー、比嘉はフックを狙う。迫力のある打ち合いに場内からは拍手と歓声が上がった。徐々に動きがにぶくなり始めた武居。第11ラウンド、武居が左フックでこの試合初のダウンを喫した。
両者流血して臨んだ最終ラウンド。ダウンを喫した武居が比嘉をロープに追い込み連打を放つ。手が出ずクリンチを繰り返す比嘉に対し、最後まで武居はパンチを繰り返した。試合は判定3-0で武居が勝利。タイトル初防衛に成功した。
試合後のマイクでは、「自分の中ではこの価値にはまだ納得できていなくて……でも大吾さんと最高の試合ができて良かったです」と悔しさを滲ませた武居。最後に「10月の天心くん、頑張ってください。応援してます」と名指しで対戦を希望している那須川天心にエールを送った。
これで武居はボクシング転向後、10戦10勝(8KO)無敗。同じ大橋ジム所属で今大会のメインを務める井上尚弥に“勝利のバトン”を繋いだ。

元記事で読む
の記事をもっとみる