羊蹄山もくっきり見えた！カラッとした秋晴れは4日（水）も続く　北海道の週間天気予報／気象予報士が解説

北海道のあす4日(水)の天気と、週間予報を、HBCウェザーセンターの児玉晃（こだま・あきら）気象予報士がお伝えします。
児玉気象予報士が描いた、独特なイラストとともに…。

きょう3日は、空を見上げると青空の青が濃くて、少し秋らしさも感じられました。
大陸から乾いた空気が流れ込み、空気中の水蒸気の量が少なく、澄んだ青空になりました。

3日正午の雲の様子です。目立った雲はありません。雲は基本的に西から東へ移動しますが、北海道の西にも晴れのエリアが広がっています。

あす4日も大陸から乾いた空気が入り、カラッとした秋晴れが続きます。
ただ、大陸でも上空の気温がいつもより高くなっているため、暖かい空気があすも流れ込み、日中は厳しい残暑が続くでしょう。

気温が高いのは、日本だけではありません。地球温暖化の影響で、世界的に温度が上がっているんです。
9月ですが、北海道でも熱中症などの対策が必要ですね。

あす4日（水）の天気と気温です。
各地で晴れるでしょう。日中は札幌や旭川で29度など真夏並みの暑さですが、朝は地表付近の熱が上空に逃げて3日朝より冷えます。
旭川や北見、倶知安の最低気温は12度で、ヒンヤリするでしょう。

あす4日（水）の時間ごとの天気。道央・道南からです。
朝から晴れて、洗濯日和です。強い日差しで、札幌や倶知安、江差でも29度まで気温が上がるでしょう。紫外線と暑さ対策が必要です。

道北・空知です。
雲一つない青空が広がり、風も弱く穏やかでしょう。内陸では朝と日中の気温差が15度以上、富良野では20度近く開きます。服装選びに気を付けてください。

道東・オホーツク海側です。
太平洋側は朝晩は低い雲が広がるでしょう。オホーツク海側は晴れて、カラッとした暑さになります。農作業にも良い日和が続きます。## 4日（水）からの北海道の週間天気予報

3日午後5時10分ごろ、室蘭から見た映像には羊蹄山がありました。
室蘭から50キロ以上離れていますが、くっきり見えます。カラッとした秋晴れは、一旦あす4日（水）までとなりそうです。

4日（水）からの週間予報。日本海側とオホーツク海側からです。
木曜はしだいに雲が広がり、稚内で午後は雨が降り出します。木曜の夜から金曜の朝は日本海側を中心にザっと雨脚が強まるでしょう。
土日は再びカラッと晴れそうです。

つづいて、太平洋側です。
木曜は曇り空。湿度が高くムシムシするでしょう。金曜は午前を中心に雨が降りますが、その後は晴れる見込みです。
晴れる日は朝晩と日中の気温差が大きくなります。

あす4日（水）の札幌です！
朝昼晩の天気をもんすけでお伝えします！

もんすけは木陰で休んでいますね。
あす4日も日中は真夏の暑さです。カラッとして、昼間は少し風もあるので、日陰では風が心地よく感じられそうです。屋外での作業は、紫外線対策と水分補給を忘れないでください。

文・イラスト： HBCウェザーセンター気象予報士児玉晃
HBCテレビ「今日ドキッ！」の番組内でも独特（？）なイラストを使って天気をお伝えしています。
HBCウェザーセンターのインスタグラムも開設！予報士のゆる～い日常も見られますよ。

連載「気象予報士コラム・お天気を味方に」
天気予報のほか、天気に合わせた服装の選び方のヒントなど、HBCウェザーセンターの気象予報士が暮らしに役立つ記事をお届けしています。

※3日（火）午後5時時点の情報です。最新の気象情報は、HBCウェザーセンターのホームページなどでご確認ください。HBCは気象庁の認可を2001年に得て以来、民間気象会社の一つとして「HBCの独自予報」を発信しています。

編集：Sitakke編集部IKU