「みんな違ってみんないい」人に優劣はなく人それぞれで生きていけばいいはずです。しかし筆者の知人Aさんのママ友は、「あなたは70点!」と人を採点し周囲のひんしゅくを買っているのだとか。Aさんから、無神経ママを黙らせたスカッとするエピソードを聞きました。
無神経ママは人を採点する
Aさんは5歳の息子を持つ母です。息子が幼稚園に通うようになってから、ママ友付き合いも同時にスタート。大抵のママ友はいい人で、子育てに関する情報交換もできるようになり交流を嬉しく思っていたのですが……。
Aさんの息子が通う幼稚園には、1人とんでもないママEさんがいたのです。Eさんは勝手に人のことを採点し、高得点のママ友としか付き合わないと決めていました。
「あなたは学歴とファッションセンスがちょっと残念ね。70点!」
こんな風に勝手に人を採点し、周囲に嫌な思いをさせていました。
採点されるAさん
Eさんには近づかないようにしていたAさんでしたが、ある日Eさんが近くにいて喋らざるをえない状況になってしまいました。案の定EさんはAさんの採点を始めます。
「あなたは学歴も申し分ないし、ご主人もいいところにお勤めね。ただ顔が地味だから80点ってところかしら。ギリギリ合格ね、お付き合いしてあげるわ」
Eさんの合格点である80点をもらったAさんですが、ちっとも嬉しくありません。Eさんとお付き合いなんてしたくなかったAさんは、Eさんに聞いてみました。
「Eさん自身は何点なんですか?」
私は95点! その評価ちょっと待った!!
自分の点数を聞かれたEさんは得意げに話し始めます。
「私は美人で高収入の旦那がいてセンス抜群で高学歴だから95点よ! こんな高得点の私と話せるなんて光栄に思ってちょうだい!」
Aさんはそれを聞いて開いた口が塞がりません。人のことは平気でこき下ろすくせに、自己評価だけは高いEさん。Aさんは気づくと言い返していました。
「人のこと勝手に採点する最低な心の持ち主なんだから、‐50点くらいしないとダメですよ。だからEさんは45点ですね」
やっと採点をやめたEさん
Aさんに対して激怒してきたEさんですが、Aさんはさらに言い返します。
「ほらね。勝手に採点されるって嫌な気持ちでしょ? Eさんはずっとこれをしてきたんですよ」
そう言うとEさんは黙り、周囲にいたママたちから拍手が巻き起こりました。バツの悪くなったEさんはその場から立ち去り、これ以降人を採点することはなくなったそうです。
人は生きているだけで100点満点。Eさんに悪気はなかったのかもしれませんが、誰かの価値を勝手に決めたり、人の評価に惑わされたりしないようになりたいものですね。
【体験者:30代・女性主婦、回答時期:2024年7月】
※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
ltnライター:安藤こげ茶
自身も離婚を経験しており、夫婦トラブルなどのネタは豊富。3児のママとして、子育てに奮闘しながらもネタ探しのためにインタビューをする日々。元銀行員の経験を活かして、金融記事を執筆することも。