朝ドラ「虎に翼」撮影終了、 伊藤沙莉「幸せで仕方がなかった」

現在放送中の連続テレビ小説『虎に翼』（ＮＨＫ朝ドラ）が８月３１日、約１１カ月にわたる撮影を終了。主人公・舞を演じた伊藤沙莉がコメントを寄せた。

日本初の女性弁護士・三淵嘉子（みぶち よしこ）さんがモデルの本作。昭和のはじめに創設された女性専門に法律を教える学校に入学した主人公・寅子が、仲間とともに自らの道を切り開くために法律を学び、のちに裁判官となって戦争孤児や苦境に立たされた女性たちを救っていくストーリーとなっている。

伊藤は「寅子として１年間生きられたことが、自分の人生においてとんでもない財産になりました。明日から、寅子としていられないのが本当に想像つきません。『朝ドラの主演は一番大変だよ』といろんな方に言っていただくけれど、現場でスタッフやキャストのみなさんと作品を作れると思うと、いつもそれだけで楽しい１日が始まるなと思えて、幸せで仕方がなかったです」とコメント。

そして、「いろんなところで、『虎に翼を見てるよ、面白いね』と言っていただくたびに、視聴者のみなさん、スタッフ、出演者に支えられていることを実感していて、挙げ始めたらきりがないくらいお１人お１人に感謝しています。本当に１年間ありがとうございました」と感謝を伝えた。

撮影終了にあたり、制作統括の尾崎裕和氏は「視聴者のみなさま、『虎に翼』の放送は残りあと１カ月、今週は原爆裁判が描かれています。最後まで『虎に翼』らしく、寅子たちが裁判や事件と向き合い、闘い続けます。最終回までぜひご覧いただければありがたいです」と呼びかけた。

本ドラマは、月曜から金曜までの朝８時放送で、９月２７日まで。橋本環奈が主人公を演じる『おむすび』の放送は９月３０日から。