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暮らしの中で虫が発生するシーンとは? 虫の侵入を防げる“正しい対策”【家事のプロが解説】

  • 2024.9.3
網戸を閉めていても、気がつくと室内に虫が……。虫に悩む人は多いと思いますが、必ずどこかに原因があるものです。暮らしの中で虫がどこから発生するのか、侵入させないためにはどうしたらいいのか。今回は、家に侵入する虫への対策をご紹介します。
網戸を閉めていても、気がつくと室内に虫が……。虫に悩む人は多いと思いますが、必ずどこかに原因があるものです。暮らしの中で虫がどこから発生するのか、侵入させないためにはどうしたらいいのか。今回は、家に侵入する虫への対策をご紹介します。

「網戸はしっかり閉めているのに、気がついたら家に虫がいた」という経験がある人は多いのではないでしょうか。虫が発生している場所によってその原因はさまざまですが、生活の快適さや健康を考えると、虫はなるべく侵入してほしくないものです。

今回は、暮らしの中で虫が発生するシーンとその対策についてご紹介します。

「気がついたらコバエがいっぱい……」を防ぐためには?

コバエにはショウジョウバエやキノコバエなど、いくつかの種類がありますが、今回はコバエとしてまとめてご説明します。

コバエが発生するシーンや場所としては、生ごみがあるところや、常温保存していた玉ねぎやじゃがいもが傷んでドロドロになったもの周りなど。さらに、浴室の排水口に髪の毛が溜まり、そこに石けんかすやあかが絡まったときにコバエが発生することもあります。

室内でコバエを1匹見つけたら、ほかにも10匹20匹といるはずで、気がついたときには、原因箇所にかなりの量のコバエが発生していることも……。コバエは卵から成虫になるまでが1~2週間と大変短いため、1度産卵されてしまうと一気に増えてしまうのです。こうならないために必要なのは、とにかく原因となるものを排除すること。

あまりに気温が高い日が続く場合は、じゃがいもや玉ねぎは冷蔵庫の野菜室で保存するほうがいいでしょう。排水口の汚れは常に取り除くようにして、髪の毛を溜めないことが大切です。生ごみはポリ袋に入れてキッチリと縛っておくことで、仮にコバエが発生しても袋の中でとどまらせることができます。

意外に多い! 室内の植物から虫……

観葉植物を室内に置いていたら土から虫が発生していた、という話もよく聞きます。土には虫の卵が入っていたり、カビ菌が入っていたりすることがあるのです。虫が湧かない特別な土を使うか、こまめに虫よけ剤をまくなどするといいでしょう。

近年流行している、キッチンの水耕栽培。かいわれ大根や豆苗などの根の部分を水につけて再生させるものですが、こちらも水を頻繁に替えないと簡単に虫が発生してしまいます。

米やふりかけ、七味唐辛子に虫が!

穀物も虫が発生しやすいものの1つです。米はパッキンつきで密閉できる容器を使って保存するか、小分けして冷蔵庫で保存するのがおすすめ。ふりかけや七味唐辛子などは、冷蔵庫で保存するほうがいいでしょう。

必ずいると思っていい布団のダニ

人の皮膚やフケ、布団の繊維など、ダニにとって好物が集まっているのが布団です。そのため、どの布団にも必ずダニはいると思っていいでしょう。いかに取り除き、寄せ付けないようにするかが大切なポイントです。

100円ショップでも買えるダニ除けシート
100円ショップでも買えるダニ除けシート


布団乾燥機がある場合は、高熱で布団を乾燥させることでダニを死滅させることが可能です。しかし、ダニの死骸が残ってしまうので、掃除機で吸い取るようにしてください。

ダニ除けシートを布団の間に挟んでおいたり、ダニ除けスプレーを布団の周りに定期的にかけたりするのも効果的です。逆にダニを集めるシートもあり、布団の下などに入れておいて定期的に交換することで、ダニを広げずに済みます。

いずれにしても、対策をしっかりとして、ダニやダニの死骸を布団から追い出しましょう。

エアコンの排水ホースや換気口

害虫が入ってくる場所としてチェックしたい場所の1つに、エアコンの排水ホースがあります。ホースから虫が入り、室内へと侵入するケースがあるのです。虫が入らないようにするための排水ホースのキャップは、100円ショップでも購入することができます。

壁などにある換気口や、キッチンシンク下の排水溝周りと床の間の隙間からも、虫が侵入する可能性が。隙間を埋めるテープなどがホームセンターで販売されているので、テープで隙間をなくすように覆うと、虫の侵入を防ぐことができますよ。

少し面倒な対策も多いですが、1つ1つ対処していけば虫の侵入を防ぐことができます。虫に困っている人は、ぜひお試しください。

文:矢野 きくの(節約・家事・100円ショップガイド)

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