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スヤスヤ…枝の上でぐっすり眠るキタキツネちゃん

  • 2024.9.2

今週も インスタグラム「北海道3大かわいい動物」プロジェクト に寄せられたみなさまからのお写真をご紹介します。(2024年8月26日〜8月30日ピックアップ分)

不敵な笑み・・そのワケは!?

Sitakke
撮影:@7o_o_ko さん

エゾシマリスが、なにやら〝不敵な笑み〟を浮かべているように見えますね。
何があったんでしょう?
植物にお詳しい方なら、後ろに写っている〝葉っぱ〟を見て、ピンとくるかも知れません。
その答え(?)は、2枚目のお写真に。

Sitakke

2つのハマナスの実を抱えて、「どっちにしようかなー?」なんて考えているかのようです。
先ほどの〝笑み〟は、ハマナスの実を見つけたからだったのでしょうか?
ハマナスの実は、酸っぱいらしく、そのまま食べたりはあまりしないと思いますが、ジャムやお茶に使われます。
実から作ったお茶は、ローズヒップティーの1種として、ヨーロッパでは古くから愛されているのだそう。
でも、エゾシマリスさん!そのハマナスの実はまだ、赤くなってないので、かなり酸っぱいのでは?

ママといっしょに〝歩く練習〟はじめました!

Sitakke
撮影:@kemukemuhamutaro さん

木に3匹のエゾモモンガが、並んで、下に向かって降りてきてます、いったいどんなお写真なのでしょう?
@kemukemuhamutaro さんが、キャプションで、説明してくださっていらっしゃいますので、その文章をお借りいたします。

エゾモモンガの子供(コモモ)の歩行訓練
朝、ママモモが帰ってきたら、いきなり巣に戻らず、木の上からコモモを呼びます。
呼ばれたコモモは、穴から出て来て木の上に上がり、ママモモと一緒に遊んでから巣に戻って行きます。(1番前はママモモです)
この日のコモモは2匹ですが、巣にはあと2匹いました。コモモも成長に差があり残りの2匹はまだ木に登れなかったのだと思います。

とのこと、とってもかわいらしいエピソードですね!
エゾモモンガは、春と夏の2度、子どもを産むことがあります。
〝歩く訓練〟をしているこの子たちは、夏に生まれたばかりの子ども達なのかもしれません。
早く、森を自在に飛べるようになるといいですね!

こっち来いよ!いい眺めだよっ!

Sitakke
撮影:@623_chan さん

牧草ロールの上に1匹、下に1匹、おそらく今年の春に生まれたキタキツネの子の姿が見えます。
以前にもお話しさせていただきましたが、麦の刈り取りが終わる頃、キタキツネは〝子別れ〟をします。
優しかったお母さんギツネが、子どもに向かって吠えたり、かみついたりして、近くにいることを許さなくなるのです。
子ギツネたちは、戸惑いながらも、親のもとを離れざるをえません。
この2匹のきょうだいギツネも、もしかしたら、親もとを離れたばかりなのかも?なんて想像をしてしまいます。
「兄ちゃん、お家にかえりたいよー」と言う下の子に、「いつまでもそんなこと言ってないで、こっち来いよ!いい眺めだよっ!」と上の子。
そういえば、日が沈むのがずいぶんと早くなりましたね、季節はめぐります。

先輩の話を聞くときは ???

Sitakke
撮影:@noble_mission さん

すっと立って、手を組み、遠くを見つめる様子は、どことなく、熟練のホテルマンのようです。
@noble_mission さんのキャプションには、こうありました。
シマリス社会人講座「先輩の話を聞くときは、立ち上がって、背筋を伸ばして聞きましょう!手は体の前で軽く組むと、誠実さが伝わりますね」と。
北海道ではおもに、3種類のリスの仲間が暮らしています。
エゾシマリス、エゾリス、そしてエゾモモンガ(まれにチョウセンシマリスも生息しているようですが)、そのいずれも胸の前で、手を重ねるのがお得意のポーズですねー。
リスの仲間が、胸の前で手を組んでいるのは、骨格がそのように出来ているからなのだと聞きました。
そう言われると、両手をダランと下げているリスの姿をあまり見たことがありませんね。
胸の前で手を組んでいる状態が、骨格がいちばん自然な、ニュートラルな状態なのかもしれません。

ぐえ〜っ!首が枝にはさまった!? のではありません・・

Sitakke
撮影:@d.ace_pic さん

キタキツネが、首を枝に引っかけてしまって、ぐえーってなってるみたいに見えますが、どうやらそうではないようなのでご安心を!
キャプションにも「木の上で、スヤスヤ」とありました。
キタキツネって、日常的に、木に登るのでしょうか?
北見市にある「北きつね牧場」には、「北きつねの木」という名前の木があります。
ホームページにもこうあります「イソップ童話に出てくるきつねは、ブドウに手が届かなくて苦労しますが、きつねの中には木登りが得意な子もいるんです。得意どころか‥木陰が涼しくて気持ち良いのか、孤独癖があるのか、枝の上でぐっすり眠っていたりします」とあり、私も実際にここで「北きつねの木」に登っているキツネを見たことがあります。

登るときは、かなりの勢いでシュシュッと木に登るのですが、木から降りるときには、手足がツルンと滑るのを用心して、見ているのが気の毒になってしまうくらい、ゆっくりゆっくりと慎重に降りてきます。

文:インスタグラム「北海道3大かわいい動物」プロジェクト事務局 / ami_papa

インスタグラム「北海道3大かわいい動物」プロジェクトでは、フォローしていただいた方に、北海道の動物たちのかわいい写真を、月〜金曜日の毎日、インスタグラムで配信しています。

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