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【親の介護】誰がするべきか?男性の6割「実親の介護は自分がするべき」と回答も結局は…“理想と現実”調査で判明か

  • 2024.9.2

実の親の介護、誰が行っている?誰が担うべきだと思う?

実の親の介護、誰が行っている?誰が担うべきだと思う?
実の親の介護、誰が行っている?誰が担うべきだと思う?

WEBメディア「介護ポストセブン」が開設した「介護マーケティング研究所by介護ポストセブン」が、「親の介護は誰が担うべきか」についての調査を実施しその結果を発表しました。調査は、2024年6月、「介護ポストセブン」会員組織「介護のなかま」登録者3819人(男性1892人、女性1927人)を対象にインターネット上で行われました。

それによると、「実の親の介護は、主にどなたが担っていますか。もしくは今後担っていく予定ですか」という質問に対して、男性が「私」と回答した割合は41.6%に対して、女性が「私」と回答した割合は52.5%でした。女性の方が男性よりも実の親の介護を担っている(担っていく予定である)割合は10pt以上高いという結果になりました。

「実の親の介護に関して、あなたが実際に担っていること、もしくは担っていく予定のことを教えてください」という質問をしたところ、男女ともに担っている(担っていく予定である)介護項目は、「話し相手」、「通院の付き添い」、「買い物のサポート」が上位3つで同じでした。女性の方が男性に比べて担っている(担っていく予定である)介護項目の割合は全てにおいて高いという結果になりました。つまり、女性ひとりに対して、実際に担っている(担っていく予定である)介護項目数は男性に比べて多いということがうかがえます。

「実の親の介護は、実際はどなたが担うべきだと思いますか」という質問に対して、男性が「私」と回答した割合は57.%で、女性が「私」と回答した割合は49%でした。男性の内、6割弱が「実の親」の介護は自分自身ですべきだと考えていましたが、実際に介護を担っているのは4割のため、現実と理想で差があることがわかります。

また、男女ともに「私」と「私のきょうだい」の割合を合計すると約75%となり、「実の親」の介護は「自分自身か、もしくは自分自身のきょうだいがすべきだ」というのは男女ともに共通の考えであると思われます。

義理の親の介護、誰が行っている?誰が担うべきだと思う?

義理の親の介護、誰が行っている?誰が担うべきだと思う?
義理の親の介護、誰が行っている?誰が担うべきだと思う?

義理の親の介護についてはどうでしょうか。

「義理の親(配偶者を含むパートナーの親)の介護は、主にどなたが担っていますか。もしくは今後、担っていく予定ですか」という質問に対して、男女ともに、「私の配偶者を含むパートナー」と回答した割合が最も高く、次いで「私の配偶者を含むパートナーのきょうだい」と回答した割合が高い結果になりました

「義理の親の介護に関して、あなたが実際に担っていること、もしくは担っていく予定のことを教えてください」という質問をしたところ「実の親」の介護項目の割合とは異なり、男女で大きな差はありませんでした。

「義理の親(配偶者を含むパートナーの親)の介護は、実際はどなたが担うべきだと思いますか」という質問に対し、男女ともに「私」と回答した割合は1割も満たず、「義理の親」の介護は「自分自身が担うべきだ」と考える割合は、「実の親」の介護と比べ大幅に少ないことが分かりました。

(LASISA編集部)

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