【岡山県】観光スポット28選｜人気絶景スポットから、若者向け、歴史的スポットまで

快晴の日が多く、「晴れの国」として親しまれている岡山県は、旅行や観光におすすめのエリア。今回は、『るるぶ&more.』で過去掲載した記事から、岡山県の人気観光スポットを、エリア別ご紹介します。岡山城や日本三大庭園の一つである「岡山後楽園」、古き良き町並みを残す「倉敷美観地区」などの歴史スポットや、瀬戸内海を望む風光明媚な景色、豊かな自然が作り出す多彩な絶景スポットなど、岡山県には旅の魅力がいっぱいです！

【岡山・吉備路エリア】観光スポット

Spot.1【岡山駅からバス】岡山タウンのシンボル！漆黒の金烏城／岡山城（烏城）

豊臣秀吉の指導を受け、五大老の一人･宇喜多秀家が築城し、慶長2年（1597）頃に完成した「岡山城（おかやまじょう）」。外壁が黒漆で塗られていることから「烏城」ともよばれる岡山タウンのシンボルです。月見櫓と西の丸西手櫓は国の重要文化財になっています。

天守閣部分は2022年にリニューアルオープンし、内部では城や城下町の歴史・文化を紹介しています。

Spot.2【岡山駅からバス】美しい庭園と城のコラボを堪能／岡山後楽園

石川県の兼六園、茨城県の偕楽園と並び日本三名園に数えられる「岡山後楽園（おかやまこうらくえん）」。岡山藩2代目藩主･池田綱政が家臣の津田永忠に命じ、14年の歳月をかけて一応の完成をみました。約14万㎡の広大な敷地には、池や築山、茶室などが園路や水路で結ばれ、散策しながら変化に富んだ景色を楽しむことができる回遊式庭園です。

春は梅や桜、ツツジ、夏はハナショウブやハス、季節ごとに美し花々が楽しめます。夏を含め年数回夜間ライトアップ「幻想庭園」が開催され、夜の映えスポットとしても人気です。

Spot.3【吉備津】本殿正式参拝と鳴釜神事を体験！／吉備津神社

「吉備津神社（きびつじんじゃ）」は、『桃太郎』のモデルになったといわれる、大吉備津彦命（おおきびつひこのみこと）を主祭神とする県内最古の神社で、本殿と拝殿は国宝に指定されています。比翼入母屋造の本殿は、全国でもここでしか見られない珍しい社殿の造りになっています。

南・北随神門（重要文化財）など見どころが多く、本殿南に延びる約400mの廻廊沿いには、夏は緑、秋は紅葉、春は桜…と四季折々に周囲の自然と調和した姿を見せてくれます。

こちらは、現在でも神様へのお供え物を作っている御竃殿。鳴釜神事では、釜が炊かれて鳴る音で吉凶を占います。室町時代にはすでに行われていたという歴史のある神事。どんな音が聞こえるのかは、あなた次第！（鳴釜神事の祈祷は随時受付あり）

Spot.4【総社駅からタクシー】ミステリアスな散策スポットとして人気！／鬼ノ城ビジターセンター

標高約400mの鬼城山に立つ「鬼ノ城（きのじょう）」は、昔話『桃太郎』の鬼退治の伝説の中で鬼が築いたとされる城なんだとか。ミステリアスな散策スポットとして人気を集めています。

■鬼ノ城ビジターセンター（きのじょうびじたーせんたー）
住所：総社市黒尾1101-2
TEL：0866-99-8566
営業時間：9～17時
料金：入館無料
定休日：月曜（祝日の場合は翌平日）

Spot.5【岡山駅からバス】ホワイトタイガーが人気！／池田動物園

日本最大規模の私設動物園として有名な「池田動物園（いけだどうぶつえん）」。木漏れ陽を浴びながら坂道を歩けば、かわいい動物たちがお出迎え。ハイキング気分で動物たちを間近に見ることができて、えさやりなどのふれあいも人気です。7～8月の週末（要問合せ）は、「ナイト・ズー」として夜間開園されるなど、多彩なイベントも魅力ですよ。

Spot.6【総社駅からタクシー】「吉備路」エリアで桃太郎のルーツを探る／備中国分寺

岡山市街から車で約25～40分、岡山市北西部から総社市にかかる吉備路エリア。「吉備津神社」と並ぶ観光スポットが、「備中国分寺（びっちゅうこくぶんじ）」です。境内西にそびえる五重塔は吉備路のシンボル的存在で国の重要文化財に指定されています。

江戸時代中期に再建された五重塔は高さ34m、3層目までがケヤキ、4～5層目は松を主体に造られ、初層の軒下に彫られた十二支もみどころ。東側の広場では、毎年4月29日に吉備路れんげまつりも開催。歴史探訪のドライブを楽しみましょう。

【倉敷・瀬戸大橋エリア】観光スポット

Spot.1【倉敷】日本初の西洋美術中心の私立美術館／大原美術館

「大原美術館」は、昭和5年（1930）に倉敷の実業家・大原孫三郎が日本初の西洋美術中心の私立美術館として設立しました。西洋美術の代表作や日本の洋画・彫刻・工芸品など、国や時代を超えた約3000件もの作品を収蔵・展示しています。

エル・グレコ《受胎告知》、クロード・モネ《睡蓮》など西洋絵画の珠玉の名品たちに加えて、美術館が作られるきっかけとなった洋画家・児島虎次郎の作品、河井寬次郎や棟方志功といった日本人の作品、さらにオリエント・エジプトの古美術などみごたえたっぷり。

2025年春グランドオープン予定の児島虎次郎記念館は、本館から徒歩約1分。旧中国銀行倉敷本町出張所を増改築した建物で、現在は外観のみ見学が可能なのでぜひ立ち寄ってみてください。

※分館は2024年8月現在休館中。児島虎次郎記念館のグランドオープンは2025年春予定。

Spot.2【倉敷】ノスタルジックな白壁の町並み／倉敷美観地区

江戸時代に幕府の直轄地・天領だったことから輸送物資の集積地として栄えた「倉敷美観地区（くらしきびかんちく）」。現在も白壁の町家が立ち並び、エリアの大部分が重要伝統的建造物群保存地区に選定されています。

レトロな町並みはそのままに、おしゃれなカフェや雑貨店も立ち並び、どこを切り取っても絵になる景色が広がります。JR倉敷駅から倉敷美観地区までは、徒歩約10分とアクセスも便利です。

Spot.3【倉敷】舟に揺られて白壁の美しい町並み見学／くらしき川舟流し

倉敷川沿いに立ち並ぶのは白壁と瓦屋根の町屋や大正モダンなレンガ建築。掘割沿いの柳並木が揺れ、心地よい風が吹き抜ける川舟旅で、まずは美観地区を堪能しましょう。

Spot.4【倉敷】岡山ならではの11店が集まる複合施設／林源十郎商店

岡山・倉敷美観地区で立ち寄りたいスポットの一つ「林源十郎商店（はやしげんじゅうろうしょうてん）」は、明暦3年（1657）から薬種業を営み、倉敷村の健康・福祉に尽力した「林源十郎商店」の本館と母屋、離れ、蔵と庭、さらに屋号も引き継いだ複合施設。ショップやレストランなど、岡山ならではの人気の11店が集まります。

独特のセンスでセレクトされた、約3000種もの手仕事の雑貨が並ぶ「アチブランチ」や、岡山や倉敷の暮らしに根付いたよいものを中心に、各地の作り手による上質な品をセレクトした「shop 三宅商店」など、見ているだけでも楽しめるお店ばかり。

本館屋上からは、時代を越えて豊かな暮らしが息づく美観地区の町が見渡せます。「林源十郎商店」で手にした雑貨を生活に取り入れて、楽しみのある充実した日々を過ごしてみませんか。

Spot.5【児島】国産デニムの聖地「児島」エリアへ／児島ジーンズストリート

クオリティの高さから世界から注目を集めている「岡山デニム」。国産ジーンズの聖地として知られる児島エリアのメインストリート「児島ジーンズストリート（こじまじーんずすとりーと）」には、約40店舗ものジーンズショップが並ぶほか、デニムを使ったアートスポットが点在しています。写真映えも抜群なエリアなので、カメラを手に散策してみては？ JR児島駅から児島ジーンズストリートまでは徒歩約15分です。

Spot.6【児島駅からタクシー】まるでSF!? 水島コンビナートを一望／水島展望台

鷲羽山公園線の道路横にある「水島展望台（みずしまてんぼうだい）」は、水島コンビナートの工場群を一望できる夜景スポットです。「日本夜景遺産」に選ばれており、噴き出す炎やきらびやかな明かりなど幻想的な眺めはロマンチック！ デートスポットとしてもおすすめです。

■水島展望台（みずしまてんぼうだい）
住所：岡山県倉敷市呼松町
TEL:086-426-3411（倉敷市観光課）

Spot.7【児島駅からタクシー】世界最大級の道路鉄道併用橋／瀬戸大橋

本州四国間架橋3ルートの内、1番早く昭和63年（1988）に完成した「瀬戸大橋（せとおおはし）」。全長12.3km、うち海上部は9.4kmで、上は瀬戸中央道、下はJR瀬戸大橋線が通る道路鉄道併用橋です。

児島～坂出間を、櫃石島（ひついしじま）・岩黒島・羽佐島・与島・三ツ子島を伝い、下津井瀬戸大橋（吊り橋）、櫃石島橋・岩黒島橋の双子橋（ともに斜張橋）、与島橋（トラス橋）、北備讃瀬戸大橋、南備讃瀬戸大橋（ともに吊り橋）の6つの橋が結びます。巨大な橋が連続して連なる姿は圧巻のひとことです！

【高梁・新見エリア】観光スポット

Spot.1【備中高梁駅からタクシー】雲海に浮かぶ“天空の山城”／備中松山城

「備中松山城（びっちゅうまつやまじょう）」は、市街地北端、標高430mの臥牛山に築かれた、日本で天守が現存する唯一の山城です。山上には堅牢な石垣がそびえ、威風堂々たるたたずまい。天守、二重櫓、土塀の一部が現存し、国の重要文化財に指定されています。

二の丸からは高梁市街の景色を見下ろすことができます。雲海が出る時期は9月下旬～4月上旬の明け方から朝8時頃までで、特に、朝と日中の気温の差が大きい10月上旬～12月上旬には、濃い朝霧に浮かぶ「備中松山城」の幻想的な姿を見ることができます。

Spot.2【備中高梁駅からバス】ベンガラ色で統一された古きよき町並み／吹屋ふるさと村

国の重要伝統的建造物群保存地区に選定されている「吹屋ふるさと村（ふきやふるさとむら）」。江戸時代から明治にかけて、銅とベンガラ（銅山の副産物である硫化鉄鉱石から造られる赤色顔料）で栄えた町です。

メインストリートにあたる吹屋街道沿いには、ベンガラ格子と赤銅色の石州瓦が印象的な商家・町屋が約400mにわたって軒を連ねています。周辺には銅山坑道跡などもありみどころがいっぱいですよ。

Spot.3【井倉】石灰岩の絶壁が作り出す、圧巻の景色に出合う！／井倉峡

高梁川沿いにそびえ立つ高さ約240mの石灰岩の絶壁が圧巻の景色を作り出す「井倉峡（いくらきょう）」。秋には、灰色の石灰岩と、モミジやイチョウ、カエデなどの色鮮やかな紅葉がコントラストを織りなす、美しい景色に出合えます。

付近にはお召列車をけん引したことがあり、鳳凰の紋章（レプリカ）が装飾されたお召仕様の蒸気機関車D51838も展示されており、撮影スポットにもなっています。絶壁に入口のある鍾乳洞・井倉洞には、洞内には高さ約50mの滝があり、自然の神秘を体感できますよ。

Spot.4【井倉駅からバス】与謝野鉄幹・晶子夫妻も絶賛した幻想的な鍾乳洞／満奇洞

与謝野鉄幹・晶子夫妻が『奇に満ちた洞』と絶賛したことから命名された「満奇洞（まきどう）」。最奥の洞内湖にかかる竜宮橋がみどころです。洞内は、一年中14、5℃のため、夏はまるで天然クーラーのよう！

【蒜山・湯原エリア】観光スポット

Spot.1【中国勝山駅からバス】雄大な自然に囲まれた高原リゾート／蒜山高原

3つの山がなだらかに連なる蒜山三座。その南麓に広がる「蒜山高原（ひるぜんこうげん）」は、戦後の開拓でジャージー牛の酪農とみの早生大根の生産地として成功し、リゾートエリアとしても発展しました。牛が草を食むのどかな牧場風景やさわやかな自然が広がり、キャンプやハイキング、高原ドライブなど多くの人が訪れます。

Spot.2【中国勝山駅からタクシー】ジャージーミルクのおいしさを堪能！／ひるぜんジャージーランド

蒜山酪農直営のショップ＆レストラン「ひるぜんジャージーランド（ひるぜんじゃーじーらんど）」。広大な敷地内には、ジャージー牛の育成牧場をはじめ、レストラン、乳製品工場、ドッグランなどが点在しています。

ジャージーミルクを使った乳製品のラインナップはこのエリア随一です。濃厚な味わいのソフトクリームも大人気。ジャージーミルクのおいしさを堪能しましょう！

Spot.3【江尾からタクシー】希少種の山葡萄を使ったワインを堪能！／ひるぜんワイナリー

研究を重ねて栽培した希少種の山葡萄を使ったワインを製造・販売する「ひるぜんワイナリー（ひるぜんわいなりー）」。こだわりのワインやジャムなどのショップほか、カフェコーナーなども併設しています。

【津山エリア】観光スポット

Spot.1【津山】名城100選にも！岡山随一の桜の名所／津山城（鶴山公園）

「津山城（つやまじょう）」は、初代藩主・森忠政が慶長9年（1604）に築城にかかり、元和2年（1616）の完成まで13年の歳月を要しました。本丸跡や高さ45mの石垣が現存し、一帯は「鶴山公園（かくざんこうえん）」として整備されています。
また、西日本有数の桜の名所としても知られ、さくらの名所・歴史公園・名城100選にも選ばれています。

Spot.2【津山】近代建築様式を色濃く残す、商家と寺院の町並み／津山市城西伝統的建造物群保存地区

津山城跡の西側に位置し、江戸時代の地割や、それをもとに近代に発展した商家町を中心とする伝統的建造物が色濃く残る「津山市城西伝統的建造物群保存地区（つやましじょうさいでんとうてきけんぞうぶつぐんほぞんちく）」。津山城下町最大級の寺院集積地でもあり、様々な宗派の寺院が集まっていて、17世紀初期から近現代までの各時代の建築様式が残っています。

 

【美作エリア】観光スポット

Spot.1【林野駅からバス】岡山最大級！イチゴとぶどうの観光農園／美作農園

美作農園（みまさかのうえん）」は、イチゴとぶどうの観光農園。イチゴは高設ベンチで栽培されているので、立ったままイチゴ狩りが楽しめます。ハウス内なので全天候OK。しかも、章姫、紅ほっぺ、さちのか、おいCベリー等の5品種の食べ比べもできちゃいます。8月中旬からはぶどう狩りも楽しめますよ。※車椅子、ベビーカーも入場可能

Spot. 2【林野駅からタクシー】オルゴールとおもちゃの博物館！／現代玩具博物館・オルゴール夢館

ヨーロッパのものを中心とした玩具、アンティークオルゴールを展示する博物館。おもちゃショーやオルゴールコンサートが毎日開催されているほか、ミュージアムショップやおもちゃで遊べるプレイルームもあります。

【牛窓・備前エリア】観光スポット

Spot.1【邑久駅からバス】山頂からは瀬戸内海を一望！／牛窓オリーブ園

瀬戸内の島々を見渡す丘陵に2000本のオリーブが茂る「牛窓オリーブ園（うしまどおりーぶえん）」。5月下旬～6月初旬には、オリーブの白十字の花の香りが漂い、8月頃からは緑の実が観察できます。また、10～11月頃の収穫期には収穫体験ができる日も。

園内にはローマ神殿風の石柱が立ち並ぶローマの丘や、幸福の鐘の丘などがあり、異国ムードも満点！ 山頂には、360度見渡せる展望台を兼ね備えたオリーブショップがあり、オリーブ製品なども購入できますよ。

Spot.2【邑久駅からバス】古きよき牛窓の町並みを散策／しおまち唐琴通り

牛窓が港町として賑わった江戸時代～昭和30年代の面影を残しているのが「しおまち唐琴通り（しおまちからことどおり）」。古い町家が連なる通り沿いには、江戸時代に朝鮮通信使の接待所として使われた本蓮寺などもあるので、ぶらぶら歩きを楽しんでみて。

【笠岡・井原エリア】観光スポット

Spot.1【矢掛駅からバス】大望遠鏡で眺める美しい星空に感動！／美星天文台

「美星天文台（びせいてんもんだい）」は、井原市美星町の高台に建つ、一般公開されている天文台。肉眼の2万倍の集光力がある大望遠鏡で、美しい星空を観察できます。専門家による天体観測指導や、流星群を見る会などのイベントも開催されています。

Spot.2【矢掛駅からバス】吉備高原の中世の暮らしを再現！／中世夢が原

「中世夢が原（ちゅうせいゆめがはら）」は、鎌倉から室町時代にかけて吉備高原一帯に見られたムラを、時代考証に基づいて再現した公園。園内には、農家や山城、城主の館などが点在しています。事前に連絡をすれば、竹とんぼ作り150円や藍染め800円などの体験も楽しめますよ。

●店舗・施設の休みは原則として年末年始・お盆休み・ゴールデンウィーク・臨時休業を省略しています。
●掲載の内容は取材時点の情報に基づきます。内容の変更が発生する場合がありますので、ご利用の際は事前にご確認ください。
●この記事は、『るるぶ＆more.』の過去に掲載した記事をもとに作成しています。