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【築地銀だこ】「一平ちゃん」コラボ味って、つまりたこ焼き味では? 食べたら実力に驚いた!

  • 2024.9.2
【築地銀だこ】「一平ちゃん」コラボ味って、つまりたこ焼き味では? 食べたら実力に驚いた!の画像1
フードコート前にあった「築地銀だこ」のパネル(写真:サイゾーウーマン)

株式会社ホットランドが運営するたこ焼きチェーン「築地銀だこ」。揚げることで独特の触感を持つたこ焼きが特徴の同チェーンですが、現在異色すぎるコラボを行っているようで……!? グルメライターがそんな「銀だこ」を訪れ、コラボ商品を実食してきました。

目次

・【銀だこ】495店舗を展開!
・「一平ちゃん」「推しの子」などコラボ商品だらけ!
・「一平ちゃん」コラボ、揚げ玉が特徴?
・「一平ちゃん」コラボを実食!
・「一平ちゃん」コラボは全力でオススメできる商品!

【銀だこ】495店舗を展開!

たこ焼きチェーン大手の「築地銀だこ」。株式会社ホットランドが運営し、今年の1月時点では全国に495店舗(日本ソフト販売株式会社の「飲食店チェーンの店舗数ランキング」2024年版による)を誇る同チェーンは、店舗数でたこ焼きチェーン店の日本一となっています。

一方で、群馬県桐生市発祥にもかかわらず、“築地”を名前に冠していることをイジられたり、焼き上げた後に揚げるような工程を経ることで、独特の食感を持ったこ焼きの味について賛否を集めたりと、良くも悪くもネット上で話題になる同店。

そんな銀だこが、8月28日から“異色”すぎるコラボ商品を販売開始し、注目を集めています。それが明星食品株式会社の販売するカップ焼きそばの人気商品「明星 一平ちゃん 夜店の焼そば」(メーカー希望小売価格254円、以下「一平ちゃん」)とのコラボ商品「一平ちゃん夜店の焼そば味 たこ焼」(734円、税込み/以下同)です。

同じ粉もの仲間である焼きそばの味を再現する、というこのコラボ商品について、ネット上では「絶対うまい」「食べてみたい!」という声が多く見られています。

【銀だこ】「一平ちゃん」「推しの子」などコラボ商品だらけ!

「一平ちゃん」との異色コラボ商品を受けて、筆者は「いや、両方ともソースとマヨネーズの味付けだし、コラボしたところで普通のたこ焼きとそんなに味が変わらないのでは……?」という疑問を抱くことに。

実際のところを確かめるべく、同商品を実食することにしました。

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「一平ちゃん」コラボの掲示(写真:サイゾーウーマン)

最寄りの店舗を訪れてみると、店舗のパネルには「一平ちゃん夜店の焼そば味 たこ焼」を宣伝するパネルが。ほかにも、人気アニメ『推しの子』や、大谷翔平選手が所属するMLBチームのロサンゼルス・ドジャースとのコラボなども行っているようで、こちらも宣伝する垂れ幕やパネルが置いてありました。

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どんだけコラボしてんの!?(写真:サイゾーウーマン)

もちろんタイミングもあるのでしょうが、同時並行で3つのコラボを行っているチェーンというのはなかなか珍しいな……と思いながら、「一平ちゃん夜店の焼そば味 たこ焼」と、比較するためのスタンダードメニューである「ぜったいうまい!! たこ焼」(626円)をテイクアウトでオーダー。

店員さんが商品を作る工程を眺めていると、どうやら通常のたこ焼きと「一平ちゃん夜店の焼そば味 たこ焼」では使うソースが違うようで、別々の容器からたこ焼きにかけていました。

なお、通常の「たこ焼き」に関しては、ソースを小袋で別添えにしてもらうことも可能なようですが、できるだけ同じ条件で比較したかったため、最初からかけてもらいました。

今回はこの2種類のたこ焼きに加え、たまたま筆者の家にストックされていたコラボ対象である「一平ちゃん」の3つを実食し、それぞれを比べていこうと思います。

【銀だこ】「一平ちゃん」コラボ、揚げ玉が特徴?

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たこ焼き2種と「一平ちゃん」
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メタリックな真ん中のからしマヨが「一平ちゃんたこ焼き」用、右端はカップ麺「一平ちゃん」のからしマヨ(写真:サイゾーウーマン)

さっそく家に持ち帰ったたこ焼き2種と「明星 一平ちゃん 夜店の焼きそば」の食べ比べを行うことにしました。

それぞれについているマヨネーズをチェックしてみると、普通のたこ焼きに使われているマヨネーズは、銀だこオリジナルのもの。対して「一平ちゃん夜店の焼そば味 たこ焼」には、一平ちゃんの代名詞ともいえる「オリジナルからしマヨネーズ」がついていました。

味を確認してみると、カップ麺「一平ちゃん」のからしマヨネーズと違いはなく、「築地銀だこ」の公式サイトにも「オリジナルからしマヨネーズ」は“同じものをご用意”したと書かれていました。

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「一平ちゃん夜店の焼そば味 たこ焼」にはねぎと揚げ玉が乗ってます(写真:サイゾーウーマン)
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通常のたこ焼(写真:サイゾーウーマン)
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それぞれの断面。たこ焼きそのものには違いがないようです(写真:サイゾーウーマン)

たこ焼き同士の比較をしてみました。

まずトッピングの違いは、 「一平ちゃん夜店の焼そば味 たこ焼」では、ねぎと揚げ玉、その下に鰹節が乗っているのに対し、通常の「たこ焼き」では青のりと鰹節がトッピングとなっています。

ソースに関しては、「一平ちゃん夜店の焼そば味 たこ焼」はソースが生地にあまり染み込まず、かなり濃度があるようです。通常の「たこ焼き」は、ソースがたこ焼きに染み込んでいます。

スプーンで両者のソースだけこそげ取って味見をしてみたところ、「一平ちゃん夜店の焼きそば味 たこ焼き」に使われているソースは少しスパイシーで、味が濃いめ。こちらも、「一平ちゃん」に味を寄せたソースということなのかもしれません。

【銀だこ】「一平ちゃん」コラボを実食!

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調理後の「一平ちゃん」とたこ焼き2種に……(写真:サイゾーウーマン)
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マヨビ~~~~~ム!!!(写真:サイゾーウーマン)

それぞれ付属のマヨネーズをかけて実食。

通常の「たこ焼き」は、ソースが染みた部分と、かかっていないカリカリの部分の対比が楽しい、「築地銀だこ」お馴染みの味わい。

対して、「一平ちゃん夜店の焼きそば味 たこ焼き」は、「オリジナルからしマヨネーズ」のインパクトがかなり強く、それだけで「あ、確かにこれ、『一平ちゃん』だ!」と思わせる力があります。上に乗ったねぎや揚げ玉の食感も楽しめたものの、マヨネーズが強すぎるため、ソース単体で食べた際には確かに感じられたソースの味わいについては、もはやまったくわからなくなっていました。

本家の 「一平ちゃん」と食べ比べると、ソースとからしマヨネーズの味が先に感じられ、噛むたびにたこ焼きの生地から出汁の味わいが出てくる違いがあります。味付けの再現性は高いものの、本家との違いをしっかり楽しめ、かつたこ焼きのおいしさを存分に味わえるバランスになっているところに、「築地銀だこ」の実力を感じました。

【銀だこ】「一平ちゃん」コラボは全力でオススメできる商品!

「一平ちゃん」の味を再現しながらも、たこ焼きとしてのバランスも整えられた見事なコラボ商品となっていた「一平ちゃん夜店の焼そば味 たこ焼」。

普通の「たこ焼き」と味がそんなに変わらないのでは、という疑問を持ってしまったことを謝りたい気持ちです。「一平ちゃん」のファンなら、試して損はないと全力でオススメできる商品といえるでしょう。

なお、このコラボでは、明星食品からも「明星 築地銀だこ監修 たこ焼味焼そば」という、逆にたこ焼きの味を再現したカップ焼きそばが16日に販売予定となっています。

同商品は2022年にも販売され、当時は「たこ焼き要素がわからない」「完全に焼きそば」という微妙な評価の声が多く挙がっていましたが、今回はぜひ「一平ちゃん夜店の焼そば味 たこ焼」のように、しっかりと味を再現しつつも焼きそばの良さを出せるような商品を販売し、リベンジを果たしてほしいものです。

阿左美賢治(ライター)
中学3年生で体重100kgを超え、全盛期の30代前半には200kgを超えた業界最大級の巨漢ライター。焦って低糖質ダイエットを始め、150kgまで減量に成功したものの、近頃は再びリバウンド気味となっている。自宅で低糖質スイーツを作るのが趣味だが、コンビニやスーパーで見かける糖質たっぷりスイーツの誘惑に負けることも多々。

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