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宝くじの世界最高額は「2970億円」!「高額当せん続出」の売り場の方が当たる?【9月2日は宝くじの日】

  • 2024.9.2
9月2日は宝くじの日! 今回は宝くじの世界歴代最高額や「高額当せん続出」の売り場で買った方が当たるのかなど、違いの分かる人になれる宝くじの豆知識をご紹介します。
9月2日は宝くじの日! 今回は宝くじの世界歴代最高額や「高額当せん続出」の売り場で買った方が当たるのかなど、違いの分かる人になれる宝くじの豆知識をご紹介します。

9月2日は宝くじの日! 日付が「9(く)2(じ)」と読めることにちなんで制定されました。

今回は宝くじの世界歴代最高額や「高額当せん続出」の売り場で買った方が当たるのかなど、違いの分かる人になれる宝くじの豆知識をご紹介します。

第1回宝くじの目的は「軍事費の調達」だった

日本の第1回宝くじが発売されたのは、第二次大戦敗戦間際の1945年7月16日。銀行員の初任給が80円の時代に、1枚10円で1等10万円でした。

軍事費の調達を目的として、名称も宝くじではなく「勝札」(かちふだ)でしたが、皮肉にも売り出し最終日の8月15日で終戦し、勝札ならぬ「負札」と呼ばれることに。

とはいえ抽選は8月25日に予定通り行い、当選金も支払われました。第2回から戦費調達ではなく復興資金を目的として、名称も「宝くじ」に改め同年10月29日に発売。

1枚10円で1等10万円は同じでしたが、副賞に木綿布、さらにはずれ券4枚でたばこ10本と引き換えと、物不足の時代を反映した「現物支給」が人気を呼びました。

宝くじの世界最高額は「約2970億円」。でも手元に残るのは「約919億円」

宝くじの世界最高額となったのは、2022年11月に出たアメリカの数字選択式宝くじ「パワーボール」のジャックポット(大当たり)。

1〜69の異なる数字5つと1〜26の数字1つを選ぶ宝くじで、ジャックポットの確率は2億9220万分の1。

その当選額は、なんと20億4000万ドル! 当時の為替で約2970億円です。ケタが違いすぎる!

ただし、一括で受け取る場合は当選額は約半分に減り、さらに連邦税が差し引かれるため手元に残るのは6億2850万ドル(約919億円)。それでも十分多いですが、なんか損した気分になりますね……!

日本の宝くじに税金はかかりませんが、海外の宝くじをお買い求めの際はご注意ください。

「高額当せん続出」の売り場で買った方が当たる?

毎年のように大当たりを出す宝くじ売り場が「高額当せん続出!」と大々的に宣伝し、行列ができているのを見たことはありませんか?

どこで買っても同じはずの宝くじ。「なぜこんな偏りが生まれるの?」「ちゃんと混ぜているのか?」などと不思議に思ったことがある人も多いでしょう。

実はこの現象、統計的に説明がつきます。100枚売った宝くじ売り場と、100万枚売った宝くじ売り場では、後者の方が「当選者を出す数」は上がります。

しかし「その1枚が当選するかどうかの確率」は同じ。販売枚数の多い売り場ほど当たりやすいわけではありません。

この2つを履き違えた人々が、過去に高額当選者が出た売り場に並ぶ、販売枚数が増える、ますます当選者を出す数が上がる、という構造になっています。

とはいえ、どこで買うかは個人の自由。験を担いで「高額当せん続出」の売り場に並んで買うもよし、近所の空いている売り場で買うもよし。

宝くじの日に、宝くじを楽しんでみてはいかがでしょうか。

この記事の筆者:石川 カズキ
1984年沖縄県生まれ。筑波大学人間学類卒業後、会社員を経て芸人・作家・コピーライターに。エレキコミック・ラーメンズを輩出した芸能事務所トゥインクル・コーポレーション所属。第60回宣伝会議賞コピーゴールド受賞、LOFT公式YouTubeチャンネル『コントするイシカワくん』シリーズのコント台本・出演、KNBラジオCMコンテスト2020・2023協賛社賞受賞など。お仕事あればお気軽にご連絡ください。AIから仕事を奪うのが目標です。

文:石川 カズキ

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